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井手・元JR西会長を参考人聴取 脱線事故で兵庫県警

2008年01月31日

 乗客ら107人が死亡した05年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故で、兵庫県警捜査本部(尼崎東署)は31日、JR西日本の井手正敬・元相談役から参考人として事情を聴いた。井手元相談役は同社の社長・会長を務め、経営に深く関与。県警はこれで同社幹部らの参考人聴取を終え、業務上過失致死傷容疑で刑事責任を問えるか、神戸地検と本格協議に入る。

 調べでは、現場カーブに新型の自動列車停止装置(ATS―P)などが整備されていれば事故を防げたとみられており、県警は、安全投資に対する経営陣の意思決定の経緯について聴いたとみられる。

 井手元相談役は87年のJR発足時は副社長、92年に社長、97年に会長に就いた。事故時は相談役だった。

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