○事件
「千葉県や兵庫県の3家族計10人が、中国製冷凍ギョーザを食べた後、腹痛や吐き気、下痢などの中毒症状を訴え、9人が入院、うち女児1人が一時意識不明になったことが30日、分かった。両県警が2家族の食べたギョーザの包装や吐瀉(としゃ)物などを鑑定した結果、殺虫剤として農薬に使われる有機リン系薬物「メタミドホス」が検出された。」(1月31日時事通信)
○「メタミドホス」とは
「メタミドホスは日本国内で農薬として登録されておらず、これまで登録されたことも無い。また研究試験用途以外に製造販売もされていない。中国では2007年まで一般に用いられていたが、2008年1月9日、中国農業省などは他の毒性の高い農薬4種と共に禁止の通達を出し、即日、原則として生産、流通、使用を禁じた。
なお、農薬として使用されているアセフェート(O,S-ジメチル-N-アセチルホスホロアミドチオエート,CAS登録番号 30560-19-1)の変性によって生じることがある。
人が摂取すると神経生理機能に障害を与える。頭痛、吐き気、食欲不振、腹痛、下痢、瞳孔縮小などの症状がでて、重篤な場合は肺水腫、呼吸困難、昏迷を引き起こし死に至る。
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