ファイルの圧縮に挑戦しよう! |
解凍ができれば、次はファイルの圧縮をやってみましょう。 圧縮作業は、解凍作業ほど日常頻繁に行うものではないと思います。事実、僕も最近は解凍ばっかりで、圧縮する機会はほとんどありません。 でも、圧縮する方法を知っておけば何かと役に立ちます。 例えば...
などなどです。使い方によっては、とっても便利な手段です。 |
圧縮をするには圧縮用のソフトが必要になりますが、ここでは 「+Lhaca」 というフリーソフトを使います。 この 「+Lhaca」 というソフト、作成できる圧縮ファイルは、LZH, ZIP, CAB などで、また圧縮のみだけでなく、解凍作業もこのソフトでできます。そして、この 「+Lhaca」 の特に秀逸なのが、DLL ファイルを別に用意しなくてもよいという点。一般に圧縮解凍ソフトには、圧縮形式ごとにそれぞれ DLL ファイルを必要とするソフトが多く、それが初心者の人には煩わしく、理解されにくいことなのですが、この 「+Lhaca」 というソフトは単体ですべての機能が利用でき、操作もわかりやすいので、初心者にもおすすめできる一品です。 では 「+Lhaca」 を早速ダウンロードしましょう。以下のサイトにあります。 Vector Software PACK 「+Lhaca」 作者のHP ここで、注意しなくてはいけないのが、「+Lhaca」 には3つの種類があるということです。 個人的には、この3つの種類があることが初心者をかえってややこしくさせているのではないか、一つにまとめた方がいいのでは、とも思うのですが、作者の方の意向もあることなのであまりそのことには深入りしないことにします。 簡単に3つの種類をまとめておくと... ・「+Lhaca」 通常版 Ver 0.7x系 LZH, ZIP のみの圧縮・解凍が可能な、最も低機能なバージョン。 ・「+Lhaca」 機能拡張版 Ver 0.9x系 通常版に、自己解凍書庫機能、分割書庫機能、パスワード付き ZIP 解凍機能などを追加した中機能バージョン。 ・「+Lhaca」 デラックス版 Ver 1.1x系 機能拡張版に、CAB, TGZ, TBZ, TAR の圧縮・解凍機能、GZ, Z, BZ2, TAZ, JAR, ARJ, RAR の解凍が可能となった高機能バージョン。 機能的には、通常版 < 機能拡張版 < デラックス版ということになります。 どれがいいのかというと、はっきりいえばどれでもいいのですが、個人的には 「豊富な機能がある方がソフトは末永く使える」 と思っているので、最も機能が豊富なデラックス版を使って話を進めていきますので、デラックス版をダウンロードして下さい。 「Lhaca118.EXE」 というファイル名がダウンロードできましたね。 (ファイル名は、バージョンによって変わります) |
ダウンロードができたら、ソフトをインストールします。 まず念のため、今使っていない余計なソフトは必ず終了させておきます。 これはソフトがいくつも起動していると、パソコンのメモリーが少なくなり、インストールが正常に出来ないときがあるからです。他のオンラインソフトをインストールするときも同じなので、覚えておいて下さい。 では、エクスプローラーなどで、ダウンロードした 「Lhaca118.EXE」 をダブルクリックしてください。 (バージョンが新しくなればファイル名も変わります) すると、次のような画面が現れます。 インストール先のフォルダは、デフォルト(最初の設定)では、 C:\Program Files\Lhaca になっています。 通常はこのままでも構いませんが、変更したいときは、「参照」 をクリックして適当なフォルダを選択してください。 ここでは、このまま 「OK」 をクリックしてください。 すると、ドキュメントが自動的に表示されます。右上の 「×」 をクリックして、とりあえずは終了させてください。 これで、インストールは完了です。 |
インストールが完了すれば、次に簡単な設定をおこないます。 これは一度おこなってしまえば、もうおこなう必要はありませんので、ご安心を。 まず、インストールが無事に完了していれば、パソコンのデスクトップに 「 +Lhaca 」 というアイコンができていると思います。これをクリックしてください。 すると、次のような画面が現れます。 (1) 解凍先
(2) 圧縮先
(3) 圧縮形式
(4) 関連付け
すべての設定が完了すれば、「OK」 をクリックしてください。 |
では次に、実際にファイルを圧縮してみましょう。 ここでは、8つのテキストファイルを、1つの圧縮ファイルにまとめる方法を説明します。 以下のような作業で、圧縮はおこなえます。
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「+Lhaca」 のドキュメントにも書かれていますが、「+Lhaca」 には他にもいろいろな隠れた機能があります。具体的には、 ・自己解凍圧縮ファイルの作成
・分割書庫の作成
・圧縮ファイル内の閲覧
・パスワード付き ZIP 書庫の作成
といったところです。 これらの機能の使い方については、ドキュメントを読んで勉強してください。 少し難しかったかも知れませんが、わかってもらえましたか。 「解凍」に引き続き、この「圧縮術」までマスターすれば、インターネットの利用範囲はかなり広がります。 これからはこの「圧縮術」を、バックアップ時やメールの添付時などに、無理せず無駄なく利用して下さい。 |