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【官房長官会見(1)】「中国産品買い控え 止めることはできないが…」(31日午後) (3/5ページ)
--福田政権が消費者問題を重視しているようだが、情報システムの遅れがあったようだが、隅々の行政機関に福田総理の考え方が届いていたと考えるか
「私は行き届いていると思いますけれどもね。ただ、問題があったのかどうか、まだ検証してみないと分かりませんから。きちんとそこは検証したいと思います」
--当該商品、当該工場から出たものに限らず、中国産品全体に回収、販売自粛の動きが出ているが、政府としてはこの動きについてどのように考えるか
「まあ、中国から相当の量のいろんな食品が入ってきて、それが全部不適格なものであるという判断を政府としてすることは、なかなか難しいんだろうと思います。消費者のみなさん方が自発的に買わないというものをですね、止めることはできないと思いますけれども、中国産だから、ことごとくすべてだめだと言い切るのはいかがなものでしょうか」
「ちなみにきょう、3時ごろからですね、中国外務省の何亜非次官補と(外務省の)斎木昭隆アジア大洋州局長の話し合いがありまして、先方からは『大変遺憾に思う。お見舞いを申し上げる。そして、中国国内において原因の徹底糾明を中国政府は指示した。また、中国の当該企業に対しては輸出、生産停止をすでに指示した。日本において情報があれば提供してほしい』。こういう話があったようであります。なお、この次官補とは、きょうの夕方、高村(正彦)外務大臣も会見をする予定でありますから、その場で外務大臣からも中国側にそうした話をする予定にしております」