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牛深市民病院:内科存続の危機、全内科医が辞意 /熊本

 天草市立牛深市民病院(天草市牛深町)で、松崎博充院長を含む常勤の内科医4人全員が3月末までに退職する意向を固めた。市は天草郡市医師会や医学部を持つ九州の大学に協力を求めているが後任は見つかっていない。

 市病院局などによると、松崎院長は昨年4月「一身上の都合」を理由に辞表を提出し、8月に受理された。松崎院長は元熊本大助教授で、99年に副院長として着任し、05年から院長。運営方針を巡り市側と意見の食い違いがあったという。昨年末に退職の意向を明らかにした若手医師3人は熊本大から派遣され、松崎院長が指導している。

 市民病院は全150床。20日現在、内科の入院患者数は一般・療養計78人で、1日平均64人の外来患者が訪れる。また、牛深地域で人工透析が受けられる唯一の施設で1日25人が利用している。市は「なんとか最低2人の内科医は確保したい」と話している。

 市には合併前の旧自治体が運営していた公立病院が四つあり財政を圧迫している。市は昨年6月、病院の運営形態を見直す審議会を設置、今夏にも答申を出す見通し。【門田陽介】

毎日新聞 2008年1月31日

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