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最近の災害事例等(オイルヒータの配線などにご用心!)オイルヒータのしくみ オイルヒータは密閉容器内部にある発熱体が難燃性のオイルを暖め、内部で循環させて放熱板から空気を自然に対流させることで周囲を暖める構造となっています。 放熱板はあまり高温にならないため、燃焼や一酸化炭素中毒の心配がなく、自然対流式で音も静かで部屋全体が暖まるため、老人、子供のいる家庭や補助暖房機として使われることがあります。 電気ストーブのように燃えやすいものに接触することで火災になることはありませんが、オイルヒーターは電気の使用量が比較的多くなることがあり、電気部品や配線などの接続部に大きな電気が流れ、過熱などによって出火する場合があります。 広島市消防局でも使用中のオイルヒータの配線から出火した火災が数件発生しています。
火災事例 事例1 オイルヒータの部品のうち、電源コードや内部の配線接続部などが長年の使用により劣化 やスパークしたことや、使用中に発煙や発火し火災に至った。 事例2 電源プラグを壁付きコンセントではなく、延長コードに差し込んでいたため長年のうちにプラ グの接続部が過熱され、火災に至った。 事例3 長期間電源プラグをコンセントに差し込んだままにしていたため、電源プラグとコンセントの 間に埃が溜まりトラッキング現象が発生し火災に至った。
※ トラッキング現象 コンセントに差し込んだ電源プラグとコンセントの間に埃や湿気が溜まり、プラグの両極間に微小な電気が流れることによりプラグの刃と刃の間の絶縁体に電気の通り道ができて短絡火花が発生する現象
オイルヒータの異常信号 1 スイッチを入れても暖かくならない又は焦げくさい臭いがする 2 スイッチが入ったり、入らなかったりする 3 本体が異常に熱くなる 4 配線部分が異常に熱い、又は時々煙がでたりする 5 電源コードに触れたり、折り曲げると電気が入ったり切れたりする
このような症状が発生した場合は使用を中止し、直ちに電源プラグを抜き販売店やメーカーなどに ご相談ください。 また、壁付きコンセントに接続していない、または定格容量の小さい延長コードに接続している場合 などは配線や配線の接続部が異常に熱くなる場合があり、火災につながる恐れがありますのでご注 意ください。 オイルヒータ、電気ストーブに限らずご家庭などで使用されている家電製品については日頃から点 検、清掃を行うとともに異常が見つかれば使用を中止し、販売店やメーカーなどに点検、修理をご相 談ください。
(情報提供 消防局警防部警防課調査係)
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