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中国製ギョーザ:新たに62人被害 17都府県72人に 

スーパーの冷凍食品売り場を立ち入り調査する保健所の職員=京都市南区で2008年1月31日午前10時12分、望月亮一撮影
スーパーの冷凍食品売り場を立ち入り調査する保健所の職員=京都市南区で2008年1月31日午前10時12分、望月亮一撮影
全国の保健所などに届けられた被害(31日午後0時半現在)
全国の保健所などに届けられた被害(31日午後0時半現在)

 3家族10人が被害にあった中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、同様に吐き気や腹痛を起こしたと各地の保健所など公的機関に訴え出たケースが新たに62人に上ることが毎日新聞の調べで分かった。入院したケースはなく、いずれも軽症とみられる。ジェイティフーズ(東京都品川区)が輸入した中国製ギョーザが原因かどうかは不明だが、被害はさらに広がりそうだ。マルハ、日本ハムなど商品を自主回収する食品会社も増えている。

 各都道府県によると、新たに被害が判明したのは16都道府県で計62人(31日午後零時半現在)。薬物中毒が30日明らかになった10人を加えた合計では17都道府県計72人に上り、千葉県が24人と最も多い。

 主なケースをみると、1月上旬ギョーザを食べた東京都新宿区の家族3人のうち2人に下痢の症状が出た。事件が報道された後の31日朝、心配になって保健所に電話したという。大阪府八尾市では28日に市内のスーパーで購入したギョーザを食べた家族6人のうち5人が、翌29日まで下痢などの症状に苦しんだ。秋田市の10代の男性は31日朝、報道を見て腹痛などの症状を保健所に届け出た。現在も自宅療養中という。

毎日新聞 2008年1月31日 11時30分 (最終更新時間 1月31日 13時54分)

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