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平和指数:韓国、6ランクダウンの42位

 韓国の2006年の「平和度」が前年に比べ6ランク下がり、調査対象76カ国中42位となった。

 世界平和フォーラム(金鎮炫〈キム・ジンヒョン〉理事長)が30日、「政治」「軍事・外交」「社会・経済」の三つの分野における指標を基に算出した「2006年度世界平和指数」によると、韓国の「平和指数」は74.1点で、調査対象76カ国の平均値である73.4点よりやや高い結果となった。

 分野別に見ると、「政治」(23位)と「社会・経済」(34位)は中程度だったのに対し、「軍事・外交」分野では最下位に近い64位となった。同フォーラムは「06年には北朝鮮の核実験やミサイル発射実験があったため、軍事的な緊張が高まったことが大きく影響した」と説明している。韓国の平和指数は、北朝鮮の核問題が再び浮上した02年には54位まで下がったが、03年には43位に上がり、04年は46位とやや後退したものの、05年には36位まで上がっていた。

 平和指数が最も高い国はスウェーデン(90.3点)で、以下デンマーク、オーストラリア、ノルウェー、スイス、ドイツなどが続き、主に欧州の国々が上位を占めた。一方、最下位は爆弾テロなどが頻繁に発生するインド(46.3点)で、そのほかパキスタン、シリア、ナイジェリアなどが下位にランクされた。なお、北朝鮮は統計資料がないため、調査対象から除外された。

 同フォーラムは2000年、金鎮炫元科学技術部長官が中心となって設立された団体で、キム・ギョンウォン元駐米大使、韓昇洲(ハン・スンジュ)元外交通商部長官らが関わっている。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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