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「ギョーザで被害」17都道府県85人 さらに拡大の様相

2008.1.31 15:59
このニュースのトピックス食の安全
問題のギョーザを販売していた「ちばコープ市川店」の冷凍餃子売り場ブース。問題の商品はすでに取り除かれお詫びをお知らせする用紙が小さく掲げてあった=30日午後7時10分、千葉県市川市鬼高問題のギョーザを販売していた「ちばコープ市川店」の冷凍餃子売り場ブース。問題の商品はすでに取り除かれお詫びをお知らせする用紙が小さく掲げてあった=30日午後7時10分、千葉県市川市鬼高

 中国製ギョーザ中毒事件で、厚生労働省は31日、全都道府県に同様の事例の報告を指示するとともに、製造元の中国・河北省の「天洋食品」からギョーザ以外の食品を輸入していた計19社の社名と品名を公表、自治体を通じて各社に販売中止を要請した。

 各自治体で被害の訴えなどを集計しているが、北海道、福島県、埼玉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、沖縄県などで新たに「中国製ギョーザなどを食べて体調が悪くなった」との届け出があることが産経新聞の取材で分かった。これまでの不調の訴えは、17都道府県85人に上っている。

 いずれも31日昼までの途中集計であることから、届け出はさらに増えそうだ。

 厚労省が社名を公表した19社には含まれていないが、マルハと日本ハム、日本食研も同日、天洋食品の工場から原料を調達していたとして、商品を自主回収すると発表した。舛添要一厚労相は「冷蔵庫を見て、(回収対象の商品は)絶対に口にしないでほしい」と国民に呼び掛けている。

 各地の保健所には、問題が発覚した30日夕以降、同様の被害情報が複数寄せられており、厚労省は各都道府県の担当課に電子メールで情報提供を要請。同じ冷凍ギョーザが原因とみられるケースが含まれていないかどうか確認を急ぐ。 

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問題のギョーザを販売していた「ちばコープ市川店」の冷凍餃子売り場ブース。問題の商品はすでに取り除かれお詫びをお知らせする用紙が小さく掲げてあった=30日午後7時10分、千葉県市川市鬼高
ジェイティフーズが自主回収する「CO・OP本場中国肉餃子30個540g」(JTのホームページから)
ジェイティフーズが自主回収する「CO・OPとろ〜り煮込んだロールキャベツ2個×2袋入」(JTのホームページから)
ジェイティフーズが自主回収する「お弁当大人気!ミニロールキャベツ」(JTのホームページから)
ジェイティフーズが自主回収する「中華deごちそうひとくち餃子」
ジェイティフーズが回収を進めている商品と同じ中国の工場で生産され、現在出荷が中断されている「豚ロース串カツ」=31日午前、大阪市中央区(撮影・門井聡)
ジェイティフーズが回収を進めている商品と同じ中国の工場で生産され、現在出荷が中断されている冷凍ギョーザ「好好焼餃子」、「ひとくち餃子」=31日午前、大阪市中央区(撮影・門井聡)
ジェイティフーズが自主回収する「お弁当大人気!豚肉の3色野菜巻き」
ジェイティフーズが自主回収する「お弁当大人気!豚肉のごぼう巻き」
ジェイティフーズが自主回収する「お弁当大人気!2種のソースのロールキャベツ」
中国製冷凍ギョーザの食中毒問題で、関係閣僚会議に臨む(左から)舛添厚労相、若林農相、町村官房長官=31日午前、国会
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