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食のトピックス


安心して利用できる冷凍野菜を生産しています
—コープの冷凍野菜自主ガイドライン—

冷凍野菜商品写真 さといもやほうれん草など、欲しい時に好きな分だけ使える冷凍野菜。その安全性を確保するため、コープでは、生産者の選定や農薬の使用などの調査・点検項目を定めた「自主ガイドライン」を運用しています。

生産から加工まで全過程を正確に把握し、安全性を確保

 2002年に中国産冷凍ほうれん草から相次いで残留基準値を上回る農薬が検出されました。検査の結果、コープで取り扱う商品に問題はありませんでしたが、この事件をきっかけに、国産を含む冷凍野菜の栽培や製造工程での管理の仕組みを体系的に見直し、自主ガイドラインを作成しました。これに沿った調査・点検を実施することで、生産工程から製造工程までの管理水準を高め、安心してご利用いただける冷凍野菜を提供することを目指しました。

自主ガイドラインの調査・点検項目(概要)
1.指定工場・専用農場の選定

産地が適正かどうか

 害虫の大量発生や、カビやウイルスの感染がない土地であること、隣接する畑からの水・土壌の流入や散布農薬の飛散(ドリフト)の可能性がないことを確認して産地を指定します。

生産者・製造者(工場)の選定

 農薬・肥料が適正に管理・使用され、栽培方法などの指導や記録が組織的に行える生産者・製造者を選びます。

2.栽培中の管理項目

農薬の残留基準

  最終製品の農薬残留は、日本のポジティブリスト制度(※)で定められた数値を超えないことを基準とします。違反した場合は受け取りを拒否し、返品します。

※ポジティブリスト制度
原則としてすべての農薬・動物用医薬品などに残留基準を設定した制度。個別に残留基準が定められていない農薬には一律0.01ppmの暫定基準が適用され、違反すればその食品の流通・販売は禁止される。すべての食品が対象

農薬の使用と管理

 農薬の使用は、日本の食品衛生法や国際規格である「コーデックス」の食品規格に設定されているものを原則とします。農薬の調達方法を定め、使用と管理方法を製造者が指導できる体制であることを確認します。

肥培管理

 生産者は、栽培、病虫害の対策、出荷などについて、製造者とのルールを守ります。製造者は、ドリフトをチェックし、生産者に指導・周知します。収穫前に休薬期間を定め、期間中は近隣の畑で農薬散布を行いません。

3.生産加工段階での管理項目

きちんと管理されて作られているから、安心してたべられるね! 製造工程とロット管理(※)

 栽培内容がわからない原料や指定した生産者以外の原料を使用しません。工場が原料を受け入れる時に生産者・畑・収穫日時・規格などをロット単位で記録し、ほかの原料と区別して保管します。

※ロット
ほぼ同一条件(畑の区画や生産者)のもとで生産された作物の取り扱い単位

検査体制

 検査のための専門部署・担当者を配置し、検査方法を手順化します。日本の残留農薬基準に適合しているか確認し、生産国で残留農薬検査が困難な場合は、コープが日本国内で検査を行います。

トラッキングおよびトレーシング(※)の方法

 原料は、生産者、畑、収穫日時などをロットごとに記録し、最終製品には使用したロットが特定できる番号をつけます。これにより、最終製品から原料の生産者、畑、栽培履歴が特定できます。

※生産過程(川下方向)へ追いかけるのをトラッキング、商品から生産へさかのぼることをトレーシングという

コープネット商品検査センター 11月度検査状況


(10月21日~11月20日)
  1. 品質衛生確認検査 >>1,962検体 36,809項目
  2. 品質管理向上検査 >>335検体 802項目
  3. 商品表示点検の検査 >>42検体 235項目
  4. クレーム商品検査など >>63検体
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