【北京・堀信一郎】北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記は30日の王家瑞・中国共産党対外連絡部長との会談で「(6カ国協議で)合意した取り決めを堅持する立場に変わりはない」と述べた。新華社電などが伝えた。
金総書記はさらに「関係国が『行動対行動』の原則にのっとり、約束を履行さえすれば6カ国協議は発展することができるだろう」と述べ、北朝鮮への見返り支援や米朝関係の改善を求めた。
これに対して王部長は「6カ国協議はプロセスが一部要因で遅れている」と指摘した。これは王部長が議長国・中国として北朝鮮に核計画の完全申告を求めたものだ。さらに王部長は「各国が合意履行へ向けて努力するよう望む」と強調した。
金総書記は「現在の困難は一時的なものであり、乗り越えられる」と述べた。王部長の訪朝は05年10月以来。
毎日新聞 2008年1月31日 11時10分
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