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報告遅れは、家族内のいざこざ疑ってたから 兵庫県が説明 中国冷凍ギョーザ問題
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中国製冷凍ギョーザに殺虫剤が混入した問題で兵庫県が厚生労働省に報告が遅れたことについて「被害者家族内のトラブルを疑っていた」と厚労省に説明していることが関係者の話で31日、分かった。
兵庫県高砂市に住む自営業の男性(51)の家族3人が今月5日にジェイティフーズ(東京都品川区)の「中華deごちそうひとくち餃子」を食べて吐き気を訴え、病院で診察を受けた。翌日に病院が県警に通報し、同県は事態を把握した。厚労省は輸入食品由来の食中毒事案は食品衛生法に基づき省令ですみやかに同省へ報告するよう都道府県に求めている。
関係者によると、兵庫県は「広く一般に出回っている商品なのに、ほかで被害が出ていなかったため、家族内のトラブルも含めて、何者かが毒物を混入させた可能性が高いとみて、捜査を優先させた」と厚労省に説明したという。結局、厚労省が事態を把握したのは29日午後9時、東京都からの連絡だった。