【1月31日 AFP】2003年のイラク侵攻以降、100万人以上のイラク人が戦争の犠牲になり死亡したことが、30日発表された調査結果で明らかになった。
調査は英調査会社Opinion Research Business(ORB)と、現地調査会社Independent Institute for Administration and Civil Society Studies(IIACSS)が共同で実施。18歳以上のイラク人約2400人を対象とする対面調査と、1997年に実施された直近の国勢調査を基に結果をまとめた。国勢調査に基づくイラク国内の世帯数は405万世帯。
調査対象者には、2003年以降、国内で起きた暴力事件で死亡した家族の有無と、犠牲になった家族の人数を質問。対象期間は2003年3月から2007年8月までで、自然死は除外した。
調査の結果、戦争によるイラク国内の死者は約103万3000人に上り、全世帯のおよそ5分の1で少なくとも家族1人が死亡した計算になることが分かった。
全国で死者数が最も多かったのは首都バグダッド(Baghdad)で、市内全世帯の4割で家族の誰かが死亡していた。(c)AFP
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