News & letters 56
議会や町民にウソの予算書を出してはいけない。
水道会計では、料金を全戸完納しても3500万円程度であるのに、この数年5000万円、6000万円、新年度では7000万円もの徴収額が計上されていた。
下水道会計でも全額でもせいぜい1500万円程度しか徴収できないのに3000万円近くの収入が計上されていた。料金の値上げもないのに架空の数値で予算書を粉飾するのである。
水道会計は膨大な借金の元利金の支払いなど1億円ぐらいの支出が続いているが、料金徴収は3500万円ぐらいに据え置かれてきた。6500万円の赤字を数値の偽装でしのいできたのである。
下水道もこんな小さな町なのに総計37億円という巨額の事業費で建設され、その借金で町財政を圧迫し続けている。
予算書をごまかしてやりくりしているが、こんな町民の目をくらますやり方は、これ以上許されない。
正直に実情を明らかにし、料金の改定など適切な手を打って行かなくては借金で沈んでしまうだろう。
(1)身の丈を超えた巨大事業をやって、業者には破格の利益を提供してきたが、その事業遂行と施設の維持のための借金を払うために、さらに借金を重ねなければならない、という破綻財政は、はじめから見えていたはずだ。
そして、この小さな町の、その4分の1ほどの住家のためにした巨大下水道事業は県が主導していた。
この事業が小さな町の財政を破綻に導くことが明らかであった。
(2)また、フェリー運航という最大リスキィで賭博的な海運会社を起こし、巨額の公費を使い、1年かそこらでそれも大破綻を来たした。
(3)そして、第3の暴挙として日本全国の核廃棄物の最終収容施設を導入しようとしたが、これは失敗した。
東洋町の今日の困難は、人為的なものであり、無能だが、冒険好きで、利権体質の県や、町の執行部たちにいいようにされてきた結果である。
白浜ビーチに巨大な人工地盤(津波避難所)が建設されているが、6億円の工事費は、いつかの知事に近しい業者の施行になるという。人家よりも遙かで浜辺にあるこの施設に向かって誰が避難するのであろうか。津波に突進しなければならない、そんな勇気のある人はいないだろう。
地道な、地場の産物を持ち寄って商う小市民の人々の努力、その努力をじゃましないように県にお願いしたい。
県が作った大きな駐車場の割には入り口が狭く危ないから広げてください、繰り返し繰り返しおねがいをしているが、・・・。
県が作った大きな立派なトイレがあるが、男女とも排水口が床の高みにあり、排水が出来ない、
駐車場の4ヶ所の排水ますが設置されているが、殆ど排水されず、いずれも大きな水たまりの池になっている、何という工事であろう。
県が白浜ビーチ駐車場などを造ったのはいいが、そのため漁師達の網干し場が無くなった。車のタイヤにひかれ、人に踏まれておそべおそべと生業を維持してきた。
また、このため町は1千万円もかけて町有地1000坪に網干し場を作らねばならなかった。
また、このビーチのおかげで、冬にはしばしば砂嵐を受け多くの人家に砂が舞い降り少なからぬ被害に泣いている。
せめて、このビーチで地場の魚や野菜、果物を売ってなにがしかの生計の足しにしたい、という切ない願望をじゃまをしないように、少しナリとも手助けをして頂ければと思う。
権力者達の野望の場ではなく、小さな住民のささやかな夢と癒しの場にして頂きたい。
それにしても
権力を持つ者はもっと我々下々の生活や利便に注意を傾けてもらいたいのだ。
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