青森放送局

2008年1月31日 9時30分更新

ドクターヘリの運用病院決まる


医師がヘリコプターに乗り込んで救急医療を行う、いわゆる「ドクターヘリ」をめぐって県の医療関係者が集まって話し合う会議が青森市で開かれ、「ドクターヘリの運航や管理は県立中央病院が行う」とする素案がまとまりました。

青森市で行われた31日の会議には、県内各地の病院の院長や、弘前大学の大学院の教授など8人の医療関係者が集まりました。

「ドクターヘリ」をめぐってはこれまで配備先となる病院を県立中央病院と、八戸市立市民病院のどちらにするか議論が続いてきました。

31日の会議で県は、「ドクターヘリの運航や管理は県の中心にある県立中央病院が行う」とする素案を提示しました。

これに対し参加者からは大きな反対はなく、素案は了承されました。

ただ、配備先は明記されず県立中央病院の準備が整わない間の運航やヘリコプターを運航させる基準については今後、委員会を新たに設置して決めることにしています。

会議の和田一穂部会長は「意見調整に時間がかかったがおおむね意見が一致したのでよかったと思う」と話していました。

県は今後医療関係者などの意見を取り入れてこの素案をもとに県の計画としてまとめることにしています。