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4割が乳幼児、県内児童虐待
県は28日、2006年度に県内の児童相談所が対応した児童虐待675件のうち、乳幼児の被害が4割に上るとの分析結果を明らかにした。虐待者の内訳では実母が452人と7割近くを占めた。
県児童家庭課によると、虐待を受けた675人の内訳は3歳未満が114人(16・9%)、3歳から小学校就学前までが160人(23・7%)で合わせて4割。小学生は274人(40・6%)、中学生は99人(14・7%)、高校生・その他が28人(4・1%)で、抵抗しづらい低年齢児の被害が目立った。
虐待者は母親のほか、実父151人、義父37人などと続いた。母親が大多数を占める現状について、同課は「子どもに身近な存在である上、子育ての負担感が大きいためではないか」としている。
虐待の内容は暴力など身体的虐待が269人、ネグレクト(養育放棄)が265人、無視や暴言など心理的虐待が125人、性的虐待が16人。児童相談所が一時保護したのは229人だった。
新潟日報2008年1月28日
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