埼玉県は30日、今月17日に「手作り餃子(ぎょうざ)」を食べた所沢市内の女性(33)が下痢や嘔吐(おうと)を発症していたと発表した。30日午後、女性が中国製冷凍ギョーザによる中毒報道を見て所沢保健所に届けた。既に回復している。県衛生研究所の分析では殺虫剤のメタミドホスは検出されなかった。
県によると、ギョーザは昨年12月初旬、「さいたまコープ 所沢センター」から宅配された。下痢は2日間続き、市内の病院で当時、「ノロウイルスの疑い」と診断された。
また、神奈川県小田原市と秋田市でジェイティフーズが輸入した「手包みひとくち餃子」を食べた計4人が下痢や吐き気などを訴えていたことも分かった。因果関係は不明で、いずれも軽症だった。
毎日新聞 2008年1月30日 23時35分