最新KCTニュース

[2008年1月30日(水)の KCT TVニュースから]

鷲羽山エレベーター設置反対署名提出(倉敷市)

鷲羽山の駐車場に倉敷市が建設を進めるエレベーターに対し、児島地区の市民グループが1万6千人以上の反対署名を提出し設置計画の中止を求めました。
倉敷市役所を訪れたのは鷲羽山の景観を考える会のメンバーなど13人です。反対する市民らは鷲羽山の景観が損なわれることや、エレベーター設置について倉敷市から事前に十分な説明がなかったことなどを理由に、去年12月から署名活動をはじめ1万6537人分の反対署名を集めました。反対メンバーらは倉敷市経済局の池上勉参与に陳情書と署名を提出しエレベーター設置の中止を求めました。鷲羽山エレベーターの設置は現在、倉敷市が国のまちづくり交付金制度を活用して進めています。駐車場に高さ21mの展望エレベーターを建設。更に展望台近くに別のエレベーターを設置し、長さ40mの通路で結ぶ計画で、総工費は2億8000万円です。市は高齢者や障害者のためのバリアフリー施策としてエレベーター設置を決めておりすでに予算案は議決されています。倉敷市は反対する市民の意向を市長に伝え計画の見直しをするかどうか内部で相談することにしています。

津波時の避難施設を指定(玉野市)

玉野市は、県内で初めて津波発生時の住民の一時避難施設として市内のビル2施設を指定し、協定書を結びました。
締結式には、玉野市の黒田晋市長と、避難ビルに指定された2つの施設の運営会社代表が出席し、協定書にサインしました。この協定は、玉野市内に津波による被害が発生する恐れがある場合に、被害を受ける住民が一時的に避難する場所として使用できるようにするというものです。指定されたのは、玉野市築港の多目的リゾートホテルリゾートYoshimasaと、宇野港パーキングの2施設です。いずれも24時間営業している3階建て以上の鉄筋コンクリートのビルで、3m規模の高さの津波でも耐えられるとしています。指定された2施設あわせての最大収容人数は、およそ2300人で、津波発生時に市の職員や従業員が避難誘導することになります。津波避難ビルの指定は、県内では、玉野市が初めてとなります。玉野市では、今後、渋川のダイヤモンド瀬戸内マリンホテルとも協定を結ぶことにしています。

国道2号線4車線化 工事で側道など夜間通行止め(倉敷市)

倉敷市内の国道2号線の4車線化工事に伴って笹沖交差点と大高交差点、大高西交差点付近の3ヵ所で今晩から順次夜間通行止めが始まります。
国道2号線の4車線化工事は高架橋架設のため、国土交通省岡山国道事務所が進めているものです。
笹沖交差点付近は、30日夜から来月1日まで、側道下り線で、午後10時から翌日の朝6時までの規制となります。また、市道駅前古城池霞橋線は、31日と2月1日の2日間、南北の両方向で夜間通行止めとなります。
大高交差点付近では、側道下り線が、来月2日から5日まで、県道福田老松線も2月3日から5日の間で、南北の両方向で夜間通行止めとなります。
大高西交差点付近では、2月20日から24日までの期間で規制となります。
今回の工事区間と迂回路は、岡山国道事務所のホームページhttp://www.okakoku-mlit.go.jpの「最新情報」から確認できます。

倉敷市コールセンター 来月か試験運行(倉敷市)

来月から試験運行される「倉敷市コールセンター」の概要が発表されました。
コールセンターは倉敷市がNTT西日本に委託して実施されます。専門のオペレーターが午前8時から午後9時まで年中無休であたり、電話・FAX・電子メールで市の手続きや施設利用に関する問い合わせをはじめ、観光情報などにも答えます。問い合わせに対しては「よくある質問と回答」集に基づいて行われ、専門的なことはこれまで通り担当課につなぎます。月に499万8千円の委託料がかかりますが、倉敷市ではこのコールセンターの開設により、開庁時間外、それに土・日・祝日も対応できることや担当課の負担が減り、将来的に少数精鋭の組織作りにつながるなどのメリットがあるとみています。回線数も2回線から8回線に増えるほか、日常会話程度の英語にも対応可能となります。コールセンターの開設は中四国地区では広島市・松山市についで3番目で、岡山県内では初めてです。このコールセンターは愛称を「倉敷なんでもコール」と言います。問い合わせに対する回答集は現在1600件あり、今後も徐々に増やしていく予定だということです。
【倉敷市コールセンター】
■電話番号 086-426-3030
■FAX 086-426-3939

酒津焼 窯出し展(倉敷市)

岡山県を代表する焼き物酒津焼の窯出し展が倉敷市酒津の窯元で開かれています。
酒津焼が受け継いできた素朴さの中に、現代的な柄や色味を引き出した壷。窯元内の部屋には今月11日に窯出しされた600点の内の200点が並べられています。酒津焼は明治2年に始まり市の北西にある兜山山麓に設けられた窯で、しばらく制作が続けられました。昭和に入ると日常品の中から美しさを見出す民藝運動家たちの指導を受けるなどして岡山県を代表する焼き物に発展してきました。現在、窯元では5代目の岡本章さん6代目の研作さん、その弟の和明さんが作陶活動に打ち込んでいます。酒津焼の窯焚きは現在年にたったの一回。親子3人の思いは自ずとその1回に集中します。仕上がりの特徴は器が肉厚で青や茶色の発色が強い酒津焼ですが、今年は、例年と比べ、落ち着いた色合いを出すことができたそうです。伝統の中に3人の個性を見ることができる酒津焼の窯出し展。2月10日まで酒津配水地近くの酒津焼窯元で開かれています。

元オリンピック選手が実技指導(倉敷市)

元オリンピック選手を招いた体操教室が児島マリンプールで行われました。
指導にあたったのはソウルオリンピックの体操日本代表で、現在、体操指導員・タレントとしても活躍している信田美帆さんです。この教室は児島マリンプールがオリンピック選手から指導を受けることで体操に対する関心をより深めてもらおうと開催しました。児島マリンプールでは去年6月から児島地区総合地域スポーツクラブとして3歳の幼児から小学生を対象に週に5日、体操教室が開催されています。29日は、7歳以上の子どもたちおよそ30人が参加し、信田さんからマット運動について指導を受けました。信田さんは「おでこと膝を離さず、へそを見てまわるように」などと基礎を中心に指導。子どもたちは、元オリンピック選手からの指導に緊張しながら真剣に取り組んでいました。信田美帆さんなお、この体操教室と講演会の模様は来週のKCTスポーツのコーナーでも詳しくお伝えします。

粒江小児童がドングリを植え付け(倉敷市)

山林に植樹をするため、倉敷市立粒江小学校の5年生がドングリ苗をポットに植えました。
児童62人が植えたのはアラカシ、アベマキなどの4種類のドングリです。児童たちは、黒いビニールポットと竹の節を利用して作った竹ポットにそれぞれドングリを2個ずつ植えつけていきました。この作業はおかやまの森づくり運動にあわせ倉敷東ライオンズクラブが続けている活動の一環です。ドングリ苗を子供たちと一緒に育て森を育む狙いです。児童達は、30分位かけて120個のドングリポットを作りました。出来上がったドングリポットは、一年間、粒江小学校で育て来年、倉敷美しい森へ植樹することになっています。

(最終更新 01/30-19:12)


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