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オシム氏がボスニア戦観戦へリハーサル

ボールラインゲームで軽快な動きを見せるFW巻。左はFW前田
ボールラインゲームで軽快な動きを見せるFW巻。左はFW前田

 日本代表前監督のイビチャ・オシム氏(66)が、今日30日の日本対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の観戦に向け、入念なリハーサルを重ねていることが明らかになった。日本協会関係者によれば、都内の病院で脳梗塞(こうそく)のリハビリ中の同氏は29日、久々の外出に向けてスーツ着用から練習を開始。試合会場の国立競技場に向かうまでの一連の動きを、繰り返し確認した。日本協会も受け入れ態勢を固め、ついに名将がスタジアムに戻ってくる。

 きまじめな数学者らしい、喜びの表れ方だった。スーツに袖を通し、ネクタイを締める。ゆっくりとした歩みで、病室を出る。外の空気を大きく吸い込み、迎えのワンボックスカーのステップを踏みしめる―。関係者によれば、オシム前監督はあたかも検算を繰り返すように、一連の作業を確かめたという。待ちに待ったスタジアムでの観戦だ。心が躍る分だけ、リハーサルは繰り返された。

 かつてはリーグ戦の視察のため、当然のように繰り返していた動作だが、名将にとっては2カ月半ぶりだ。昨年11月に脳梗塞に倒れた。何とか命を取り留め、リハビリは順調。テレビ観戦した26日のチリ戦では、具体名を挙げながら選手のプレー内容を分析したという。だが病室の50インチの大型モニターも、スタジアムの興奮を伝えるのには足りなかった。

 「現場復帰」する名将を日本協会も万全の態勢で迎える。看護師1人とアシマ夫人らが病院から同行。観戦場所はガラス張りの個室を用意し、寒さも心配いらないという。試合がよく見えるよう「窓ガラスもふいてある」と同協会の川淵キャプテン。サンドイッチなどもテーブルに並べる。

 選手たちもオシム前監督の観戦を心待ちにした。千葉時代からの教え子FW巻は「オシムさんにも刺激を持ち帰ってほしい」と、現場復帰の意欲をかき立てるようなプレーを誓う。名将が特に才能を愛したMF遠藤は「期待に応えたい。僕もオシムさんの姿を見たら安心する」と話した。

 回復を祈り続けた日本中のファンにもメッセージは発信される。中継局TBSは、ハーフタイムに前監督が観戦している映像とメッセージを紹介する予定だ。「野うさぎがライオンから逃げる時、肉離れしますか? 準備が足りないのです」とは代表的なオシム語録。完ぺき主義者は自分の言葉通りに、久々の観戦へ向けて準備を整えた。【塩畑大輔】

[2008年1月30日9時25分 紙面から]

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