クジラと友人として過ごしてきた韓民族
21日に放送されるMBC(文化放送)特選ドキュメンタリー『韓半島1万年のクジラ』は、歴史資料を通じ、クジラと韓国民族の関係を探ってみる。 先祖の海洋哲学とチャンレンジ精神もあわせて考えてみるもの。
2001年、慶州(キョンジュ)のある家の庭から文武(ムンム)大王碑石が発見された。 その碑文によれると文武大王は死んだあと、クジラの海に埋められることを願っていたことが明らかになった。 また『三国遺事(サムグクユサ)』には クジラの油を利用し、火力の高い木炭を作り出した官職名も残されている。 先祖ほどクジラについてよく知る人々もいなかった。 「クジラのけんかでエビの背中が避ける」ということわざがある。 クジラが集団的にエビの群れを攻撃するという事実をすでに知っていたということをうかがわせる。 また朝鮮(チョソン)後期の実学者、李圭景(イ・ギュギョン)が書いた「五州衍文長箋散稿(オジュヨンムンチャンジョンサンゴ)」には「子を産んだクジラの腹の中を見ると、ワカメがいっぱいの中、悪血が溶けて水になっていた」という説明まで記されている。 製作陣は「われわれがクジラ研究を本格的に始めたのはわずか2年前だ」とし「1万年前の海洋活動で最先端を走っていた韓民族の知恵と勇気を蘇生しなければならない時」と指摘する。 李相福(イ・サンボック)記者 <jizhe@joongang.co.kr> 2005.06.19 16:27:49 |
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