航空自衛隊の地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」の発射装置が30日、武山分屯基地(神奈川県横須賀市)に配備された。入間基地(埼玉県狭山市)と習志野分屯基地(千葉県船橋市)に続く配備となる。
午前3時10分ごろ、愛知県内の工場から発射台やレーダー装置を積んだ特殊車両7台が到着し、配備に反対する地元住民らは抗議のシュプレヒコールを上げた。構築が進む日本の弾道ミサイル防衛(MD)システムは、洋上のイージス艦に搭載した海上配備型迎撃ミサイル「SM3」で迎撃し、撃ち漏らした場合にPAC3で撃ち落とす。最大射程は半径約20キロで、着弾の可能性が高い場所近くに発射機を運ぶ必要がある。
毎日新聞 2008年1月30日 10時00分 (最終更新時間 1月30日 12時47分)
1月30日 | 迎撃ミサイル:PAC3、横須賀に配備 |