ルールづくり
不注意には寛大で、故意には厳しく
昨今の社内不祥事で、
社内の管理体制が問われているという記事をよく見る。
性善説で社員の自主性を重んじてきた日本の管理制度が
崩壊しつつあるというもの。
ただ、
この中で加えなければならない視点があると思う。
当たり前かもしれないが、
ミスには、
故意によるものと不注意によるものがある
ということ。
金融機関などでおこる大きな事故には、
人の不注意が主因で起こるだけではなく、
「ばれないようにしよう」
という故意(悪意)のものも多いはず。
そして、
「性悪説」を管理制度等のルールで正そうとすると、
人間同士がルールを作る側と破る側で戦うのだから、
ルール違反がなくなる可能性は極めて低いように思う。
いわゆるイタチゴッコ。
また、制度とともに、
「人をみたら泥棒と思え」的な雰囲気も蔓延し、
守る側も不快な感じがして悪循環になる。
なので、そういう場合は、
「悪意ある人を正す」
ほうが大事なような気がする。
逆に、
不注意によるミスは必ず発生するので、
そういう場合は、
不注意を処する必要もあるとは思うが、
それ以上に、
「ミスが起きた仕組みを正す」
ほうが大事なような気がする。
みんながルールを守ろう、
ミスをなくそうとしていれば、
ミスが0になる可能性は高まるはず。
「ミスを憎んで人を憎まず」
ということだろうか。
食事中に飲み物をこぼした
子供の顔を思い出しながら。
○グッドorニュー
今週の土曜日(12日)は、サイボウズ東京本社で
第二回目の就活ガイダンス
「メンタツの落とし穴 解説講座」
を開催いたします。
現在のところ、13時からは満席ですが、
15時からは多少席に余裕があるようです。
大阪で開催した第1回目は、なかなか好評でしたので、
お時間のある就職活動中の学生の方は
サイボウズの社内見学を兼ねて是非ご参加下さい。
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投稿 岩名美紗子 | 2008/01/09 19:51:01