スーパー・生協、撤去急ぐ 「絶対に食べないで」と警告2008年01月30日20時45分 各地のスーパーや生協の店頭から30日夕、問題となった中国製冷凍ギョーザが一斉に姿を消した。「絶対に食べないで」と警告文も張られた。検出されたのは、日本では聞き慣れない農薬。専門家も「なぜ紛れ込んだのか」と首をひねった。
冷凍ギョーザを買って食べた5人が入院した千葉県市川市のちばコープ市川店。30日夜、後藤聡店長(47)は「具合が悪くなった人のご回復をお祈りしている」と話し、「買った個人を特定できないので、くれぐれも食べずに申し出て頂きたい」と呼びかけた。 同店では、問題の中国製「CO・OP手作り餃子」を昨年10月21日から今月28日までに352個販売した。40個入りで1袋398円。 同店が最初に異常に気づいたのは29日午前。市川署から商品の販売データの提出を求められ、夕方には市川保健所の職員が来店して商品を撮影。午後7時55分、コープネット事業連合の本部(埼玉)から全品撤去の緊急連絡が入り、撤去が終わったのは午後8時だったという。農薬が検出されたことは、「30日夕のニュースで初めて知った」(後藤店長)という。 同店では千葉県警が被害を発表した30日午後4時以降も、夕方の買い物に訪れる客に商品を食べないように注意を呼びかけることをしなかった。午後7時過ぎになって本部からの告知文を店内に掲示した。後藤店長は「申し訳ない。時間がかかってしまったのは否めない。迅速ではなくても、コープの『誠意』をもって対応したつもりだ」と話した。 30日午後、1歳3カ月の長男と買い物に来た主婦(24)は「安心だからコープを利用していた。子どもに与えるものはここで買っていたのでショックです」。幼稚園に通う長女を連れた主婦(38)は、「生協のギョーザは人気がある。最近は買ってなかったから良かったけど」と話し、通りかかった顔見知りの女性に「冷凍ギョーザ買ってない? 大丈夫?」と声をかけていた。 各地の生協やスーパーはこの日、店頭から問題の商品を撤去し、回収する作業に追われた。 大手スーパーのイトーヨーカドーでは全国の店舗で「中華deごちそう ひとくち餃子」を扱っていた。横浜市港南区の上大岡店では、冷凍食品売り場に並んでいた約30点を撤去。買ったことが分かった人には店側から連絡をした。 静岡県の「遠鉄ストア」も、直営11店舗から同一製品と見られるギョーザを撤去した。静岡市葵区のスーパー「ウオチョー」ではジェイティフーズの食品だけでなく、他社製の中国産冷凍ギョーザもすべて撤去した。 茨城県内で4店舗を展開する「いばらきコープ」は、28〜30日の共同購入で、問題の「手作り餃子(ぎょうざ)」のパックを720点販売した。購入者に対しては電話で「食べないように」と連絡をした。 長野県内でスーパー網を展開するマツヤも30日夕、各店に撤去を指示。長野市の三輪店では店員が慌ただしく関連商品を撤去。買い物に来ていた会社員女性(25)は「こういうことが続くと、ジェイティフーズの他の商品も大丈夫かと疑ってしまう」と話した。 ジェイティフーズによると、各地の小売店が回収した冷凍ギョーザなどは茨城県境町のJT品質保証室へ送料着払いで送るよう求めている。現地では担当者が「31日以降に大量の回収品が届く」と、保管場所を確保するなど対応に追われた。同社では、近くにある関連会社の倉庫なども借りられないか検討している。 PR情報この記事の関連情報社会
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