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さぼり記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

オンラインで応募する、読む、レビューする。百物語会が4〜5回できる、最強実話怪談大会。2008/2/1〜3/31開催。

2008-01-29

[]評価を換金する仕組みについて思考実験してみる

brotherさんが、はつねぎのほうに書かれていたアイデアに興味を引かれたので、brotherさんの許可をいただいてこちらに転載する。

と、同時に、はつねぎのほうで付けた僕が付けたレスを合わせて転載する。

同様の「評価を換金する」という取り組みについては、システムからその意義、実効性などについて、多くのサイトblogコミュニティなどで様々なアイデア・意見が活発に交換されている様子。

ここに取り上げたbrotherさんのアイデアもそうした案・意見のひとつであり、ここからさらにシェイプアップしていくなり、問題点を解消していくなりを、それぞれが考えていく材料になればいいのではないかと思う。

その意味で、これもまたそうした議論の叩き台*1のひとつとして見て貰えればいいんじゃないだろか。


なお、この「評価を換金する仕組み」というのは、Vocaloid作品を換金するということに限定せず、CGMを通じて公開される様々な「無償公開動画」への評価をお金の形で動画制作者に贈るには、というところまで広げて考えたほうがいいかもしれない。

ピアプロに実装されるならVocaloid絡みだけの問題に収まるが、ニコニコ動画に実装されるなら、それ以外のオリジナル動画(例えばハイポとか、ニコニコ技術部とか)などにも、これらのシステムは適用可能と考えられるからだ。

その意味で、Vocaloid作品の作者への評価を換金する、というのはきっかけに過ぎないかも。


みんな幸せになるにはどうすればいいか考察してみる

某所にて行われている、ミク作者さんへの厚志の是非について、解決策とまでは言えないけど現実的な方法を考えたので書き散らしておきたい。

某所*2http://d.hatena.ne.jp/azuki-glg/20080128/1201476302

まず

1.作者さんにお金で報いたい人

2.作者さんにお金以外で報いたい人

で応酬しているのだが、これに

3.作者さんに報いるつもりはない人

も居るので、このへんもちょっと考慮に入れたい。

1の人は

(1)他の手段(絵・動画・支援コメ等)で報いるのが困難な場合

 a.書いたり描いたりできるけど、それに加えたい

 b.書いたり描いたりする暇がない

(2)他の手段で報いれない場合(クリエイト能力の欠如による)

(3)直接支援したい(パトロンになりたい)場合

(4)金銭の譲渡により自分の意見を聞かせたい場合

が考えられる。

1-(1)-aは、支援としてのテキストやイラストを作成しても尚、リスペクトやら何やらが止まない人。某所で一生懸命導入を切望してる人はここ

1-(1)-bは、他の手段を実行する時間のない人や、それをするまでの意欲が湧かない人と考えて良い

1-(2)は、いわゆるヲタク。ボクはここ。同人作家はこれに含まれない

1-(3)は、ある意味趣味の分野。自己満足の極みだが、付かれた人はかなり金銭的に余裕が出来ると思う

1-(4)は、「カネ払ったんだから言うこと聞け」と言うタイプ。お客が自分で「お客様神様なんだろう?」と言っちゃうイタイ人。しかし確実に存在することになる

この中で1-(4)だけは、金銭譲渡が目的ではなく手段化しているため、特別な考察が必要と思う。


2の人は

(1)金銭での支援は出来ないが、絵やブログ等での紹介で支援したい場合

(2)金銭での支援は出来るが、絵やブログ等での紹介で支援したい場合

(3)金銭での直接支援を悪と考えている場合

2-(1)は単純で、誤解を恐れずに言えば、貧乏な同人作家さんが作者さんへのリスペクトを込めてイラストをうpするようなもの。カネはないけど手は出せる人

2-(2)は、今後のボカロ界に金銭が絡むことで商業主義になり、裾野が広がらず尻すぼみになるのではと危惧して慎重になっているか、カネは出せるけど出来れば出したくない人。

2-(3)は、企業を介した不透明なカネの流れを嫌気したり危惧したりしている人

某所で大反対してる人は多分2-(1)と(3)のハイブリット。(2)の前半を理由にしてるけど、受けた印象はそんな感じ。

3の人は

(1)金銭を使えない

 a.年齢的に使えない

 b.金銭を払いたいが、諸事情で払えない

(2)金銭を使いたくない

 a.ミク音楽=無料の遊び と割り切っている

 b.誰かが勝手にうpしてるモノ(音楽)に金銭を払うつもりがない

3-(1)-aは、学生以下の身分で自由に出来る金銭が無いか、ごく僅かのため払うに払えない人

3-(1)-bは、ネットはできるが金銭は自由にさせてもらえない人。居候とか夫に財布を握られてる主婦の人とか

3-(2)-aは、ニコニコ動画が無料で視聴できるのに何でカネ払わなアカンのだ、と考えてる人

3-(2)-bは、そのまま。作者さんが自己満足のためにうpしてるのに、なんで払う必要があるのか、と考えてる人


まず、みんなが幸せになる手段を提示する。

ここはちょっとニコニコ動画に骨を折ってもらって、「おひねりポイント(OP)」というものを導入してもらう。

OPは1ポイント10円で、気に入った動画に対して1ポイントから100ポイントくらいまで付与することができる。

動画部分をクリックすると現れる別窓(通報用ウィンドウ)に、新たにおひねり用ボタンを設置し、付与したいポイント数を記入して決定ボタンを押すと、ポイントが付与者から被付与者へと移る。

付与されたOPは1ポイント10円で換金することができ、月に一度、設定した口座へ振り込まれる。

口座を設定しないとOPは換金できず、貯まったOPは他者へ付与するか、一定時間放置することで消滅する。

一定時間放置して消滅したOPはニワンゴの収益になる。

OPはウェブマネークレジットでニコニコ動画を通じて変更する。(現行のプレミアム会員への課金方法と同じ)

プレミアム会員は、そもそも課金状態なのでOPの付与は自由に行うことができる。(OP購入は必須)

通常会員は、システム負荷等の補填の意味を込めて購入したOPのうち5%をニコニコ動画が受け取る。

通常会員が100ポイント購入した場合、使用できるOPは95ポイントとなる。


さて、それではこの案のメリットデメリットを列挙してみる。

メリット

・あらゆるジャンルの動画提供者に感謝の意を込めることが可能になる。

・動画をクリックしないとおひねりを付与できないので、見たくない人は見ずに済むため精神衛生上も悪くないと思われる。

・決済方法が前納のため、おひねり投げすぎて破産とかの心配が無い。

・被付与者がOPを積極的に換金した場合、被付与者の生活の安定、ひいては動画作成への活力が期待される。

基本的に「あの人におひねりをあげたいんだ!」という人しか訪れない画面上でのことなので、2や3の人への影響は少なく、利用者みんなが幸せになれると思う。

デメリット

・おひねり目的の業者・個人が乞食動画を上げる可能性はある。

・そもそもニワンゴが適正に金銭管理をしてくれるかという問題。

・おひねりの付与を理由に無茶な要求をするコメントが動画の質を落とす危険性。(付与者の荒らし化)

・付与者の荒らし化によってその動画、ひいてはそのジャンル全体が衰退する危険性。

乞食動画に関しては、コメントせずスルーすれば済む問題なので、あんまり気にしていない。

金銭管理については、非常に頭が痛い。透明化まで言及してないので、これは飽くまで理想論として考えるしかない。

ボクが危険視するのは後半二つ。

付与者が荒らし化するのは確実で、その対策をどうするかが問題。


妥当な線で行けば、OP利用規約

「OPを理由にして動画制作者へ要求をしないこと」

「OP付与を動画にコメントしないこと」

規約を守らない場合はOP没収の上アカウント停止、同メルアドでの登録を禁止する」

「上記を読み、理解し、同意の上でOPを利用する」

と明記の上同意させ、OP付与前にも同じ文言で念を押す

くらいだろうか。

これなら多少の抑止力にはなるかと思う。

まぁ、ふちゃぎとかねこ鍋とか、商業化しただけで荒らしコメンターが登場してる現状と大差ない気はするんだけど。


全体を通して見ると、やはり「払いたい側」の意見に偏りがちではあるとは思う。

あといろいろと不備もあるし。

でもまぁ、こういう意見もあるよっつーことで。

いろいろ考えられる要素が出ていてわかりやすかった。brotherさんGJ


で、これに僕が付けたレスを以下に転載しておく。

(前略)

デメリット(というか懸念点)に、

「オリジナルへのリンクを明示しないミラーが、他人の作品を自作であるかのように振る舞ってOPを横取りしようとする場合*3

「【お客様は神様だろ荒らし】がコメントなどで猛威を振るう場合(動画制作者への精神的なダメージは少なからずあるでしょう。センシティブな人はそれだけでやる気を失いますし)」

「高評価動画の作者への妬み嫉み(清貧でないことに裏切りを感じるタイプの「善意のユーザー」の発生」

「上の「善意のユーザー」の妬み嫉みを回避するため、動画制作者が萎縮してしまうケース」<これはありそう


というのを思いつきました。

実はどんなシステムを導入した場合でも、ネックになるのは「嫉妬」と「裏切られた感」のような気がして。

昨日までファンだった人の曲がブレイクしてOPが集中するようになると、

「その金に手を付けたら潔くない。儲け主義。拝金主義。幻滅した。絶望した」

という反応をする「善意で清貧主義のユーザー」が、逆に嫌儲転向して、「正義感から攻撃的な批判」をする人になってしまう恐れがありますね。そして、正義感/善意から批判をしている人は、人の話を聞かないうえに自分は絶対に正しいと思ってるので手段を選ばないという……。

これは他の分野でもよくある「善魔*4に魅入られた人」というアレなので、手の施しようがないのですが、実際ない話ではないし、評価を換金するというアイデアにもっとも大きな拒否反応を示すのも、そういったピュアな善意の方々だろうなあ(´Д`)と予想しています。


その意味で、brotherさんの「口座を一定期間設定しないとポイントが消滅、ニワンゴ(主催企業)の収益に」というのは、「ニワンゴの手に渡るくらいなら動画制作者が使ってくれ!」と、動画制作者にOPが渡ることが正当化される&動画制作者がそれを受け取ることへの罪悪感を軽減できる、という心理面で非常にプラスだなと思います。

システムを実際に運用したら、その運用費用や運用者の事業収益も上がるようにしないと回していけないわけで、ホントはそのへんは割り切って「胴元も儲かる仕組み」としなければいけないんでしょうけれども、JASRACなどへの悪印象もあって「何が何でも中間搾取はさせたくない」というCGM評価換金における最大の悪=CGMサービス事業者になってるというねじれがありますので(^^;) 評価換金を受け取る動画制作者が悪役にされないようなふいんき(なぜかry)をシステムそのものに組み込むアイデアはいいんじゃないかと。事業者に憎まれ役をやってもらうことにはなるけど(^^;)


OP利用規約に抑止文言を書いたとしても、自分が正義だと思ってる人は簡単にぶっちぎりそうなので、ユーザーの善意/自主意志に期待する形のものは、抑止力としては弱そうです。そういう人は利用規約は「眺めるけど読まない、見てるだけなので理解してない」と思います。*5

(後略)

(前略)

CGM界では「無償提供、無償利用、GIVE FREE&TAKE FREEの関係」が善であるという認識が強くあります。もちろん、それはそれで否定するつもりは毛頭ありませんし、その恩恵を今後も受けていきたいと思う反面、「タダで楽しませて貰うのは申し訳ないから、何かお礼をしたい」という篤志は已然としてあるわけで、それを形にしたいというのが一連の「評価を換金するには」というテーマになっていくのだと思います。


僕はこの中で、「評価を換金することを最初から目的(モチベーションの向上のための手段)にする」という、半商業的な動画制作者が現れてもいいと思ってるんですよ。*6

つまり、製作された内容が「代金先払いしないと見られない」というものではなく、あくまで「コンテンツを見た上で、支払いをしたいと思うかどうか」を後から決めるというスタイルである限り、これまで通りいくらでもタダ見はできますから、お金がないという人は別に料金の心配をする必要も、支払いが出来ないことに引け目を感じる必要もありません。


実際、エコノミーでニコニコ動画を使ってる人が、プレミアムの人に引け目を感じたりはしてないでしょうし。*7

商業目的、評価換金目的で業者(プロ)が作った動画が、実際におもしろければ後払いながらお金は稼げます。評価=換金されるわけだから。

しかし、「おもしろかったけど金を払うほどじゃないな」「プロでも大したことないな」という評価が多ければ、支払いはあまり多くなりません。

そのへんは収益を見込んだプロにとってはリスクになりますから、製作コストの回収を最初から織り込んでいるプロ(商業目的での動画投稿)は、現実的にはリスクが大きすぎ、あまりやる人は多くないでしょうね。製作コストの回収を念頭に置かない商業なんてあり得ないですしw

それでも商業でやるつもり、後払いで評価を貰うつもり、という動画作者がいたら、それはそれでその姿勢は評価すべきでしょうw*8


僕は一連のシステムを形にする上で、もっとも大きな障害になるのはCGMに棲まう「清貧」という名の怪物*9だと思っています。

金儲けは悪、金を払うのは悪、金を受け取ったら悪、人気動画に金が集中すると、金をもらえない作者が可哀想。善意としてそういうことを考える「清貧」という名の怪物は、金銭の授受についてトラウマ/アレルギーを持っています。

自分の感じるアレルギーを正当化するために、他人が自分の意に沿わない行為をすることを許しませんし、自分の意に沿わないことをする他人に対して「裏切り」「暗黒面に落ちた」「清貧を貫く自分はCGMの正義」という考え方を持ってしまう恐れがあります。

これが悪意ではなく、善意に基づく行動だから困るんですが……。


同時に、評価を受け取って欲しい作者側にも、「この金に手を付けたら、そういう清貧ユーザーにバッシングされるのでは」という恐怖感があります。

「初音ミクという名のサイレン」のエントリで少し触れましたが、みくみくにしてあげる♪のika氏がJASRACに信託したことについて、「そんなに金がほしいのかよ!」という悪印象を持った人がかなりいたことは確かでした。でも、mixi Musicなんかを見ると、スタンドアロンで「みくみく」を聞き続けている人が今もって相当いたことを考えれば、已然としてファンの方が多数派だと思いますが。


メルトなどでも、人気が出ること*10についてRyo氏が及び腰になっていたというのがありました。特定の誰かに集中して人気が出るということを許さない、さらにそれが換金されるということを悪とする「清貧という精神性」を、どのように融解させるかが、どの案を採用しても最大のネックになるように思います。


ただ、こうした「評価を換金する仕組み」の事業化案が現実にならなければ、結局のところ自作曲を巡る事業化は、JASRACかそれに準じた何かに飲み込まれていく(飲まれることによって、CGMでの無償公開はされなくなり完全有料に移行してしまう。例えば「LALAWAY」が着メロ化と引き替えにニコ動から引き上げられたように)ことをは避けられないだろうと思います。


CGMでの無償公開無償利用を現状通り維持した上で、そうした「より大きな悪w」に持って行かれないようにしようと思うなら、JASRACの本来機能である「支払い(徴収)代行」に相当するような、もう少し緩やかで透明度が高く、複数の方法論のうちから選べるような自由度の高いシステムを複数、早めに構築していく必要はあるのではないでしょうか。


この評価換金システムは初音ミクに限らず、あらゆるCGM投稿作品の援用できるわけで、うまくすればCGM=広告掲示以外の事業収益を上げられる仕組み*11に成長させられる可能性があるわけですから、ニワンゴやピアプロとかは積極的に取り組むべきだろなと思いますねー。


無償公開無償利用のCGMに慣れている人は、どうしても「そのための器・場の維持費は無償ではない」ということを忘れがちなのですが、場の維持というのは結局は無償公開無償利用の礎として無視してはいけないことだと思うのですが、清貧系の方にはどうしてもその視点が欠落しているような気がして……orz

(後略)

以上は、人様の日記にコメントとして付けさせて頂いたものに、多少の追記/訂正/補足と誤字修正orzを行った。

さらにいろいろと漏れているアイデアなどもあるのだが、それは長くなりすぎるので、またいずれ別エントリで。


ところで、こうした「評価を換金する仕組み」などについて、あちこちでオープンソースな状態で一斉にあれこれ考えてみるというのも、これも一種のCGMなのかもしれない。

それはそれでおもしろいなと思う。

*1:ごめんなさいm(__)m

*2:某所=「僕はなぜお金を払いたいのか」

*3:便乗詐欺

*4:「善魔」という言葉概念については以前にも取り上げたが、キリスト教徒であった遠藤周作が作品中で提起したもので、平たく言えば「目的が正義であれば、どのようなイリーガルな手段を選んでも許される」という妄執、自己正当化を前提とした、悪意ではなく善意に基づく「魔」というようなもの。自己目的が崇高であれば、手段が暴力的だったりしても許されるというのは、一言で言ってしまうと【独善】という言い方もできる。単純に「独善」というと、「わがまま」と同義語のように受け止められることが多いのだけど、「善意なら何をやってもいい」というのがその本質であり、「善魔」はそれを殊更に強調している概念。具体的な事例を挙げるなら「十字軍遠征」などは善魔に魅入られた歴史的に甚大な事例と言える。

*5:これは、「モラルに頼った規制に過度の実効精度は期待できない」という考えに基づく。モラル=共通の認識/ルールへの自発的合意があってこそ効果があるわけで、抑止力が必要となるような行為をする人はルールを守る意志が元々希薄なのだから、そうしたルールへの自発的合意を文言だけで期待するのは難しい。荒らしに「荒らすな」と言っても効果は薄いが、NG機能などで物理的に排除することはできる。こういう場合、モラルはあくまで御守りで、実効効果は物理的なプロトコル整備に寄るほうがいいだろなと思う。

*6:Vocaloidの場合、規約上の問題や二次創作で最初から商業作品を作ることができるかどうか、法的にどうかなどの問題が山積しているので、おいそれと実現はしないだろうけれど。

*7:逆もないと思うし。

*8:この場合の評価は「姿勢」であって、その内容はやはり秀逸でなければ「換金できる評価」を得るには至らないだろう。

*9善行・善意の概念を「怪物」と言ってしまうのは非常にリスキーだなと自覚しているのだが、これはリヴァイアサンの怪物みたいなもんというか、「制御の効かない存在」を指す。と思って頂けると。

*10:というか、ランキングの上位がメルトばかりになってしまうことで、結果的に人気の集中を妬んだアンチユーザーからの憎しみが原曲作者に集中しバッシングされることを警戒して、それで「控えて」発言に繋がったのかな、と理解しているけど

*11:そして、これまでのJASRACの立場をまるごとイタダキwとすることもできなくもない。早い段階に手を挙げれば。

すうぷすうぷ 2008/01/30 03:58 メルトでの歌ってみた「控えて」発言の真意は、当時の2ちゃんねるのスレを漁ればそのときのご本人さんの心情と様子が一応は分かります。このあたりの基礎調査は一応なされた方が良いかと。 つまり、ご注釈(9)の通りで、人気が出るのを恐れた、のとは違うでしょうね。

すうぷすうぷ 2008/01/30 04:05 すいません、途中投稿してしまいました

ニコニコ動画にポイントを導入するに当たって問題となるのは、「著作権違反」 「成りすまし」 「ランキング工作(が可能と認識されているシステム)」 「コラボコンテンツにおける配分のあり方」 「荒らし」 の5つが中心となるのではと思います。

「『無為のアマチュアオリジナルコンテンツというプレミアム価値』の失墜」 も発生するでしょうが、これは金銭的対価が明確になれば避けては通れませんので無視しても良いでしょう。

他の問題については細かく分けたところで、システム導入されてしまえば、自然沈下と文化の変容を経て落ち着くような類の項目ではないでしょうか。

azuki-glgazuki-glg 2008/01/30 05:05 「ランキングの上位がメルトばかりになってしまう=人気が出る」で、その状態が続くことで、アンチミクなその他のニコ厨の人々からのバッシングが原典に及ぶことを恐れる=「人気が出るのを恐れる」ということで、特に解釈として問題ないと思いますが。どこかおかしかったでしょうか?

まいやーまいやー 2008/01/30 09:09 昨日はどうもうちのがご迷惑をw

“清貧”については、悪平等主義=結果平等と機会平等の使い分けができないこともからんでそうですね。現在の“格差社会”報道を見るにつけても。
もう一つはアマチュア幻想も絡んでそうですね。
オリンピックが国威発揚の場だ、なんていったら袋叩きになった時代はなんとかすぎたようですが、選手が自費でオリンピックに出場するなんてのは、まだ競技よってはあるようですし、それを美徳とされている風がありますし……

ゲスト


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