ITプラス ビジネスを制する人のIT総合ニュースサイト

音声ブラウザ専用。こちらよりメインメニューへ移動可能です。クリック。

音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

音声ブラウザ専用。こちらより見出し一覧へ移動可能です。クリック。

NIKKEI NET

ニュース マネー:株や為替、預貯金、投信の最新情報。持ち株チェックも IR:上場企業の投資家向け情報を即時提供 経営:実務に役立つニュース&連載企画。外注先検索も 住宅:新築・賃貸からリゾートまで住宅情報満載、資料請求可能 生活・グルメ:グルメ情報や、健康ニュースなど生活にかかせない情報満載 教育:学びからキャリアアップまで 就職:学生の就職活動を完全サポート、マイページ利用も可能 求人:日経の転職サイトとWeb上の企業ページから自動的に収集した求人情報を掲載 クルマ:クルマ好き応援サイト C-style:ライフスタイルにこだわりを持つ30代男性向けウェブマガジン 日経WOMAN:働く女性のキャリアとライフスタイルをサポートするコンテンツ満載 日経ワガマガ:アタマとカラダを刺激する、大人のためのコミュニティー

更新:1月30日 16:35インターネット:最新ニュース

ヤフー、世界共通ID「OpenID」に対応・発行サービスを開始

 ヤフーは30日、共通IDの標準規格である「OpenID」に対応し、OpenIDの発行サービス(ベータ版)を同日始めたと発表した。OpenIDに対応したサイトであれば、ユーザーはヤフーの「Yahoo! JAPAN ID」を使ってどこでもログインできるようになる。

 OpenIDはIDの共通化を推進するOpenID Foundationが定めた認証の仕組みで、OpenIDを発行するサイトのドメインと個人識別コードを組み合わせたURL形式のIDでユーザーを認証する。例えばユーザーがヤフーで取得したOpenIDで別サイトにログインする場合は、Yahoo! JAPAN IDを使いヤフーにいったんログインする。その認証成否とOpenIDの情報が別サイトに自動で通知され、別サイトにログインできるようになる。

 OpenIDは米国などでは対応サイトが増えており、米ヤフーも1月17日にOpenIDをサポートすると発表済み。対応サイトが増えれば、ユーザーはよく使う1つのIDだけでどのサイトにもログインできる「シングルサインオン」が実現する。また、サイト運営者側はOpenIDに対応させれば、独自の認証システムを構築したり新しいアカウントを作成したりせず、サービスを提供・開発できるようになる。

 ヤフーのOpenIDは現在公開されている最新仕様である「OpenID 2.0」に準拠する。OpenIDの仕様にはユーザーの氏名、生年月日、住所などの属性情報を外部サイトへ提供するための拡張機能があるが、ヤフーではこの機能を使わない。属性情報の外部提供についてはユーザーなどの意見を参考に今後慎重に検討していくという。

 ヤフーは、広告、課金決済、認証などのプラットフォームを開放するオープン化戦略を進めており、OpenIDの発行もその一環。ただ、今回は発行プロバイダーとしてのサービスに限定しており、他社サイトが発行したOpenIDでヤフーにログインできるようにする相互開放は「現時点では行う予定はない」(広報)という。

[2008年1月30日/IT PLUS]

● 記事一覧

最新ITニュースをメールで配信
最新ITニュースをメールで毎日配信
ITトレンド、業界動向、先端テクノロジーを凝縮
>> サンプルメールを見る
ITニュースメール 申込み