中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

中国産ギョーザに毒物、10人中毒 千葉・兵庫で5人重症

2008年1月30日 17時15分

 千葉県市川市で22日、中国産の冷凍ギョーザを食べた一家5人が下痢や嘔吐の食中毒症状を訴えて入院し、うち1人が重体、4人が重症となっていることが30日、分かった。さらに千葉市でも2人が症状を訴えたが、退院した。

 また兵庫県警によると、兵庫県高砂市でも家族3人が5日、中国産の冷凍ギョーザを食べて吐き気などを訴えた。既に全員退院している。

 ギョーザはいずれも中国の同じメーカーが製造したとみられ、千葉、兵庫両県警は製造過程で毒物が混入したとみて、殺人未遂容疑などで捜査を始めた。

 調べによると、発症した人が食べた中国産の冷凍ギョーザから、殺虫剤に使われる有機リン系薬物「メタミドホス」が検出されたという。

 厚生労働省によると、原因食品は千葉県がコープ冷凍食品の「手作り餃子」(40個入り)、兵庫県が「手包みひとくち餃子」(20個入り)。ともに中国で作られ「ジェイティフーズ」(東京)が輸入している。

(共同)

 

この記事を印刷する

広告