来月1日に納入される高規格救急車
女性は昨年6月以降、「市の安全な街づくりに貢献したい」として、何度か同本部職員と面談し、「自分もいつか、救急車のお世話になるかもしれない」と、寄贈を申し出たという。
高規格救急車は、高度な医療機器が備わり、救急隊員が立った姿勢で処置できるスペースがあるのが特長。搬送時に振動を緩和する装備もある。同本部は計7台を所有し、2009年度予算で耐用年数を迎えた1台を買い替える予定だったが、寄贈を受け見送った。
同本部の井上秀敏総務課長は「女性は面談の際、温かい笑顔をずっと絶やしませんでした。市の財政が苦しい時期に大変ありがたく、有効に使わせていただきます」と話している。
=2008/01/30付 西日本新聞朝刊=