丹波
三田などと連携模索 疾病ごとに分担 丹波医療会議
県や丹波地域の医療機関などでつくる「丹波地域医療確保対策圏域会議」の第四回会合が二十九日、丹波市の県柏原職員福利センターで開かれた。丹波医療圏域にこだわらず、脳卒中など疾病ごとに対応する病院を決め、分担、連携する方針を確認。三田市民病院などへの協力要請を予定しており、同圏域内での医療体制が崩壊しつつある現状があらためて浮き彫りとなった。(仲井雅史)
同会議は昨年一月、県立柏原病院が生命にかかわる重篤患者の治療を担い、それ以外の患者については篠山市の兵庫医大篠山病院と丹波市の柏原赤十字病院などが担うとの役割分担を提案していた。
しかし、県立柏原病院で勤務医不足による休診が相次ぐなど医療機能が低下し、他圏域への依存が増加。国の方針に従い、急性心筋梗塞(こうそく)、脳卒中、糖尿病、がんの四疾病と、救急、災害、小児、周産期、へき地の五分野の医療事業ごとに、圏域内外で十分な治療が行える病院をリストアップし、連携する方式に改めるべきとした。
県では、早急に圏域内外で対応可能な医療機関のリストアップを進め、来月二十八日に予定している同会議で取りまとめる。
同会議は、「あくまで圏域内での医療充実が基本。特に、脳卒中、心筋梗塞、小児救急については、圏域内での確立を目指す」としながらも、「患者を外に出さなければ対応できないという現実がある」として、圏域を超えて連携を模索することを決めた。
このほか、病院の負担を軽減するための開業医の協力▽県が来年度中に県立病院の改革プランをつくる-などの議題が話し合われた。
(1/30 11:34)
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