舛添要一厚生労働相は29日午後の衆院予算委員会で、薬害肝炎対策を巡り、血液製剤フィブリノゲンの投与を受けたと推定される約30万人の患者の追跡調査の結果について「医療機関を通じて精力的に集計中で、9割近くが戻ってきた。2月半ばくらいまでには数字を出して公表したい」と言明した。
福田康夫首相は薬害肝炎への政府の取り組みについて「早く手を打つという意味で(インターフェロン治療にかかる医療費の助成制度など)早期治療の手段も講じたい」と2008年度予算案での対応を説明。与党と民主党で意見調整が続いている肝炎対策法案に関しては「まずは与野党で協議し、議論をまとめるよう尽力してほしい」と呼びかけた。
民主党の山井和則氏への答弁。(07:04)