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ページ更新時間:2008年01月29日(火) 18時26分

鹿児島の陥没死亡事故、遺族が勝訴

社会3766821
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 8年前、鹿児島県で道路が陥没して女性が死亡したのは、地下の防空壕の放置が原因だったなどとして、遺族が国と県に損害賠償を求めていた裁判で、鹿児島地裁は、国と県に5600万円あまりの支払いを命じる原告勝訴の判決を言い渡しました。
 訴えていたのは、鹿児島県鹿屋市の下名主新一さん(47)ら遺族4人です。

 この事故は2000年6月、鹿屋市の道路が大雨で陥没し、車ごと陥没に巻き込まれた下名主さんの妻の美津子さん(当時44)が死亡したものです。遺族は、「地下には危険な防空壕があったにもかかわらず、埋め戻しをしていなかった」などとして、国と県に対し総額およそ6000万円の損害賠償を求めていました。

 そして29日、鹿児島地方裁判所の高野裕裁判長は、国と県の責任を認め、総額5600万円あまりの支払いを命じる原告勝訴の判決を言い渡しました。

 「人の命には代えられない金額なんですけど、勝訴ということで非常に嬉しく思っております。二度と悲惨な事故がないよう調査してほしいということです」(原告・下名主新一さん)

 国と県は「判決文をよく読んで対応を検討したい」としています。(29日17:59)

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