NECソフトウエア北陸(白山市)は、メールを自動で暗号化するソフトを開発した。
メールサーバーに第三者が不正に侵入しても、重要情報の盗み見や改ざんを防ぐことがで
きる。全国で販売し、三年で三億円の売り上げを目指す。
ソフト名は「UNgoM@il(アンゴウメール)」。現在利用している電子メールソ
フトに追加するだけで、自動的に送信メールの暗号化と受信メールの解読ができる。主に
同一社内での利用を想定している。
責任者が万能キーを使って、自由にメールを管理できる機能も追加装備できる。従来困
難だった暗号化メールの一元管理が可能になる。
原則、ソフトをインストールしていなければメールを解読できないため、社外への連絡
には使えない。同社は現在、導入企業が取引先などにも暗号化メールを送れるように、読
み取り専用ツールを開発。導入企業の取引先などに向け、二月から無償提供を始める。
ライセンス料は、パソコン五十台分が一セットで二十万円から。