福岡放送局

2008年1月29日 18時56分更新

NPOの団体登録取り消しへ

福岡県の麻生知事は29日の記者会見で、少女にわいせつな行為を繰り返していたとして代表の男が再逮捕された大牟田市のNPOを福岡県が青少年の健全育成運動の団体として紹介していたことについて、「問題がある団体を見抜けなかったのは残念だ」と述べ、近く団体の登録を取り消す考えを示しました。

非行からの立ち直りを支援する大牟田市のNPO「HeartLand夢翔塾」は、代表の川野弘樹容疑者(36)が去年、大牟田市内で塾の共同生活に参加していた16歳の少女にわいせつな行為を繰り返したとして、児童福祉法違反の疑いで28日、再逮捕されました。
福岡県は、このNPOを県が取り組んでいる青少年健全育成運動の登録団体として、インターネットのホームページや広報誌などで紹介していました。
これについて、麻生知事は記者会見で、「しっかりした活動をしていたため登録団体として認めていたが、問題があったことを見抜けず、非常に残念だ」と述べました。そのうえで、麻生知事はこのNPOの登録を近く、取り消すとともに、1250ある登録団体の活動の実態について、2年ごとの登録更新の際に、確認を徹底する考えを示しました。