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社会

聴覚障害手帳不正 札幌市、96人に再検査要請 拒否なら返還命令(01/25 07:00)

 聴覚障害の身体障害者手帳申請の際、札幌の耳鼻咽喉(いんこう)科医(73)が作成した診断書・意見書に虚偽記載の疑いがある問題で、札幌市は二十四日、この医師が関与した市内の身障者手帳交付者に対する再検査の概要を決めた。対象者は男女九十六人で、市は一月中に市内の病院での受検を要請する文書を配達証明郵便で送付。対象者が正当な理由を示さず、再検査を拒否した場合は、最終手段として身体障害者福祉法の規定に基づく手帳返還命令を出す方針だ。

 札幌市障がい福祉課によると、道と足並みをそろえて二○○二年度以降にこの医師が担当した約百十人の診断書・意見書などを精査した結果、再検査対象者を決めた。対象者のうち八十二人が最重度の障害等級二級(重複障害含む)。

 再検査の期間は二月一日から二十九日までで、受け入れるのは市立札幌病院や北大病院、札医大付属病院など市内八病院の耳鼻咽喉科。診察料・検査料など数千円は自己負担で、診断書・意見書の作成代(五千二百五十円)は同市が支払う。

 検査の結果が障害等級の要件と合致しない場合は、対象者に対して手帳の再交付申請か、返還を求める。また、期間中に検査を受けなかった対象者については、各区の担当者が戸別訪問。実情を把握した上でさらに再検査を求めても応じない場合は、手帳の返還を命令する考え。

 同課は「身障者手帳制度の信頼性を確保するためにも、対象者には再検査を受けるようお願いしたい。本来は想定していない異例の事態であり、対象者から(自己負担などに)疑問があれば、個別に対応したい」と話している。

 一方、同法に基づく指定医取り消しなど、問題の耳鼻咽喉科医への対応について、同課は「札幌だけではなく、(今後予定される)道などの再検査の状況も見ながら慎重に判断したい」としている。

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