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“常備薬”の功罪、抗ヒスタミン…危険運転を誘発(夕刊フジ)
 毎年鼻グシュで苦しむ人の“常備薬”といえば抗ヒスタミン。だが、服用には注意した方がいい。1錠でウイスキー3杯分相当の判断力低下をもたらすことが判明したのだ。危険運転は飲酒だけではない!

 今月、山形県のトンネルで高速バスの運転手がが乗務中に気を失うという事故が発生した。乗客の機転であわやの大惨事は免れたが、運転手はインフルエンザで乗務直前にかぜ薬を服用していたという。

 抗ヒスタミンは、花粉症薬のほか、風邪薬などにも多く含まれる。炎症を起こした鼻の粘膜などで作用し症状を抑えるが、脳内に作用すると、集中力や判断力、作業効率を低下させることがある。バスの運転手を突如襲ったのもこの抗ヒスタミンの作用。

 「抗ヒスタミン薬1錠(d−クロルフェラミン2mg)は、ウイスキーシングル3杯を飲んだときと同じように、集中力や判断力が低下する」と話すのは、抗ヒスタミンに詳しい東北大学大学院医学系研究科・谷内(やない)一彦教授。

 教授が行った自動車走行試験では、抗ヒスタミン薬を服用した人は、服用していない人と比べ、ブレーキを踏むタイミングが遅れ、その差は1メートル以上だったというから、即事故に結びつきかねない。

 「現在、脳の活動を低下させにくい抗ヒスタミン薬があるが、医師は症状に応じた薬を出すので、患者側はよく分からないことが多い。自身で気をつけた方がいい」

 処方薬だけでない。市販薬も一般に使用説明書に「服用後の運転はしない」などの注意が記載されているが、果たしてきちんと読んで服用している人はどれくらいいるか。

 抗ヒスタミン薬服用による交通事故について、警察庁では「統計を取っていない」と正確な事故件数は不明。だが、米国では、運転時の服用を禁止している州も多い。

 ヒスタミン薬が脳内に作用し、判断力・集中力を低下させる「インペアード・パフォーマンス」研究の第一人者である谷内教授は、「必ず眠くなるわけではなく、本人が気づかないうちに、活動が低下してしまうのが問題。処方の際、運転に注意するなどの注意喚起を行わない医療従事者もいるなど、患者だけでなく、社会的な認知が足りない」と訴える。

 飲んだら乗るな。花粉症シーズン真っ盛りのこれからは十分注意したい。


[産経新聞社:2008年01月29日 18時25分]

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自動車 , 事故 , 警察 , インフルエンザ
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