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【社会】

原発配管から500リットル漏水 東電・柏崎刈羽

2008年1月29日 20時11分

 東京電力は29日、新潟県中越沖地震で被災し点検中の柏崎刈羽原発(同県柏崎市・刈羽村)1−4号機で、原子炉下部の圧力抑制プールにためた水を仮置きタンクに移すための配管に計37カ所の穴があき、水が漏れたと発表した。

 放射性物質は含まれず、環境への影響はないとしている。

 配管は直径約20センチ、厚さ約0・8センチのステンレス製。見つかった穴は形状から地震の揺れによる亀裂やひびではなく、腐食によるとみられる。6日に最初の漏水が見つかり、28日には鉛筆の太さほどの穴から約500リットルが漏れているのが見つかった。

 地震発生時、1号機の複合建屋近くで消火用配管が破断して建屋に大量に水が流入。東電は、建屋最下層にたまった約2000トンの水を、この配管の一部を通して容量4000トンの仮置きタンクに移し、処理していた。

(共同)
 

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