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2007年03月17日: ベッキーさん痴漢千人切り記念パーティ開催…警察関係者も出席
タレントのベッキーさんが趣味の痴漢摘発で千人目の痴漢逮捕を達成、記念パーティーを行った。パーティ会場には警察関係者も出席し、ベッキーさんの偉業の称えた。
千人目の痴漢逮捕を達成したのは、16日の午前八時ごろ。以下は同行したスタッフが記録した、千人切り達成の瞬間までの一部始終である。
超ミニスカートからピッチピチの太ももを露にして新宿駅に現れたベッキーさんは、獲物を求めて颯爽と電車に乗り込んだ。下劣な痴漢野郎の扇情を無闇に掻き立てさせる。これが、ベッキーさんの戦闘服だ。
ベッキーさんが乗り込むと、それに気がついた車内の男たちに緊張感が走る。恐らく、相当数の痴漢がこの車内にいるのだろう。ベッキーさんの痴漢を嗅ぎ分ける嗅覚はさすがとしか言いようが無い。ラッシュ時の車内にも関わらず、混雑した車両は静かなパニックに包まれた。慌てて電車を降りようとする者、隣の車両に移ろうとする者、しかし、早朝の混雑時にそれらの試みは殆どが成功を果たせず、ベッキーさんの半径50センチに空間が空くという、寿司詰めの車内とは思えない奇妙な光景が現れた。乗客は全員両手を上げた状態で、痴漢が出来ないことをアピールするなど、痴漢にとってベッキーさんがどれほど恐ろしい存在かをまざまざと見せ付けられた格好となった。
次の停車駅、新大久保駅に着くと、ほぼ全ての乗客が一斉に下車し、車内はガランとした状態。前後の車両が寿司詰め状態であることが嘘のようだ。
しかし、新宿駅より前から優先座席で熟睡しているふりをして、痴漢の機会をうかがっていた男だけが車内に残っているのを認めたベッキーさんは、勇敢にも、その男の前に立ち、つり革を握った。しばらく静かな車内に、ゴトゴトという騒音だけが響く。
そして、ついに恐れを知らぬ痴漢が動いた。次の停車駅が池袋である車内アナウンス。わざとらしく、今、目覚めたかのようなふりをした男と、ベッキーさんの目が合った。ラッシュ時とは思えないガランとした車内、自分の目の前に立つ女性、普段の通勤風景とは思えない異常事態にしばし唖然とした男は、戸惑いながらも下車の準備をしようと立ち上がった瞬間、その女性がベッキーさんであることを認めた。男の瞳に恐怖の影が走る。
後ずさる男。ジリジリと追い詰めるベッキーさん。回り込むように、ドアー側へと逃げる男。ゆっくりと減速した電車が、池袋駅に着く。圧搾空気の抜ける音と共に今、ドアーが開き、男が飛び出そうとしたその瞬間、素早くベッキーさんが男の腕を掴んだ。開ききったドアーの外、混雑する池袋のプラットフォームにベッキーさんの声が響く。
「このひと、痴漢です!」
その声を合図に、池袋駅で待ち構えていた警察官数人がバタバタと駆け寄り、無事男を確保。現行犯逮捕した。男の腕に手錠がかせられた瞬間、ラッシュ時の構内に拍手が巻き起こった。
ベッキーさんは記念パーティでのスピーチで、これからも女性の敵である痴漢と果敢に戦いつづけるという決意表明を行った。スピーチの中でベッキーさんは「最近、痴漢の冤罪をテーマにした映画が注目を集め、女性の敵である痴漢がまるで被害者であるかのような扱いを受けている。このような逆風に負けず、今後とも徹底的に痴漢を摘発していく」と、某映画について触れ「痴漢に冤罪などない」「痴漢で捕まった者が社会的に抹殺されるのは当然」「疑わしき者は有罪」など、その映画内容について批判を行った。(ABS通信)
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