26日午前11時半ごろ、滋賀県大津市京町3丁目、大津地方裁判所の売店のドアが壊されているのを当直の職員が発見し、110番通報した。大津署が調べたところ、財団法人司法協会が運営するこの売店から現金約139万円や収入印紙約142万円など、総額計約294万円相当が盗まれていた。同署が窃盗事件として捜査している。
調べでは、現金や収入印紙を保管するレジやロッカー、引き出しの鍵が壊されて荒らされ、切手やはがきなども盗まれていた。裁判所内に保管している訴状など裁判関係の書類は盗まれていなかったという。
同署は、裁判所正面玄関近くの窓を壊して侵入し、さらに売店の出入り口のドアガラスを外した後、手を入れて鍵を開けたとみている。
売店の従業員は25日午後5時半ごろに帰宅し、夜間は当直の職員がいたが、犯行には気づかなかった。
昨年12月末には兵庫県尼崎市の神戸地裁尼崎支部の売店でも現金や収入印紙など約177万円相当が盗まれており、関連性を調べる。
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