室崎氏、関学大教授に　防災研究の第一人者

　防災研究の第一人者で消防庁消防研究センター（東京）の所長、室崎益輝（よしてる）氏（６３）が、四月に関西学院大学総合政策学部（三田市）の教授に就任することが、二十八日までに決まった。

　室崎氏は尼崎市出身で、専門は建築計画、防火計画など。一九八七年から神戸大教授を務め、阪神・淡路大震災をはじめ国内外の災害を研究。二〇〇四年に消防研究所（現・消防研究センター）に移った。

　国の中央防災会議専門委員のほか、今月発足した「日本災害復興学会」の会長も務める。昨年、被災者生活再建支援法が改正された際は、内閣府の検討会委員として住宅の建設費を支給対象とするよう主張し、実現を後押しした。

　関学大では、防災や防犯、都市計画などの講義を担当する予定。関学大ではすでに、災害復興制度研究所の顧問を務めている。

（磯辺康子）

(1/29 09:19)