ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

国内

<飲酒運転>懲戒処分の3分の1、仮眠・休息後や翌朝運転

1月29日2時32分配信 毎日新聞


 飲酒運転により職場で懲戒処分を受けたケースの3分の1以上が仮眠・休息を取った後や翌朝の運転で検挙されていたことが、NPO法人「アルコール薬物問題全国市民協会(ASK)」の分析で分かった。同会は「常習的な飲み過ぎやアルコールについての知識不足が背景にある」として、厚生労働省に来月1日、飲酒習慣是正の対策を強化するよう申し入れる。

 昨年4〜10月に懲戒処分が公表された113件(公務員106、議員2、民間5)の飲酒量や検挙状況を調べた。飲んだ直後ではなく時間を置いて検挙されたケースは41件に上り、うち14件は懲戒免職になっていた。

 この中には、旅先で飲酒9時間後の翌朝に車線変更違反で職務質問を受けた(三重県、懲戒免職)▽飲酒翌朝にジョギング、シャワーの後で運転した(石川県、停職1カ月)−−など、酒が抜けたと思い込んで運転したとみられる例もある。

 一方、勤務中や朝から飲酒していたり、酒量が多すぎるなどアルコール依存症と推測される例が26件あった。 ビール大瓶1本分のアルコールを体内で処理するには約3〜5時間かかるとされ、飲酒運転で免許取り消し処分を受けた人の6割が習慣的な多量飲酒者とのデータもある。ASKの今成和美代表は「厳罰化だけでは飲酒運転は減らず、懲戒免職や解雇を強行する前に飲酒習慣を変えさせることが大事。国は積極的に教育や治療に介入してほしい」と訴えている。【清水健二】

最終更新:1月29日2時32分




この話題に関するブログ 1ランキング上位

関連トピックス

みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

日付を選択:



提供RSS