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FNN(フジテレビ系)

アニメやゲームなどがきっかけで学ぶアジアでの日本語ブームを取材しました。

現在、世界で日本語を学ぶ外国人は300万人にのぼるといわれています。
きっかけはビジネスではなく、アニメやゲームなどのようです。
東アジアでの日本語ブームを取材しました。

中国・上海市中心部にある雑居ビルは、日本のアニメグッズやゲームなどを扱う店が多く、週末になると大勢の若者で混雑する。
客は「(なぜ日本のアニメグッズを買うの?)小さいときから日本のアニメを見ていたから」と語った。
大学生の呉さん(22)もそうした若者の1人だが、日本のゲームに熱中したことをきっかけに、歌手の尾崎 豊さんや、戦国時代の武将など、日本の文化に幅広く興味を持つようになった。
呉さんは「徳川家康は一言言いました。『鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス』」と日本語で話してくれた。
上海市内の公園では、日本語を勉強している人たちの交流会が3年前から開かれており、今では呉さんも常連の1人。
中国では、呉さんのように、日本文化に関心を持った若者を中心に、日本語を学ぶ人が急増している。
ある日本語学校には、若い世代に親しんでもらおうと、教室の名前に「お台場」、「六本木」、「池袋」などと東京の地名をつけている。
この学校では、会話を中心に若者が興味を持つよう、教材にアニメを使った授業を行っている。
日本語学校の学生に「なぜ日本語を学ぶ?」と聞くと、「ゲームで遊ぶため」、「アニメを見たいから」などといった答えが返ってきた。
一方、2007年、日本語能力試験の受験者が過去最高の5万5,000人を記録した台湾では、子どもの英才教育の一環として、日本語学習を取り入れるのがママたちの間でブームになっている。
年少クラスでは、生徒1人ひとりに日本語の名前がつけられていて、授業はすべて日本語だけで行われている。
子どもたちは、通い始めてからわずか2〜3年で日本語の読み書きができるようになるということで、レッスンを始めたばかりのえみりちゃんも「(お名前は?)えみり。(何歳?)4歳」と話していた。
以前、この学校では主に大人を対象に日本語を教えていたが、保護者たちの日本語熱で問い合わせが急増し、4歳から6歳の幼児クラスを新設した。
えみりちゃんの母親は「最近の子どもたちが日本語・英語を同時に学ぶのは当たり前のことよ」
アニメやゲームなど日本文化への関心の高まりといった異文化理解といった側面と、日本企業の進出で就職やビジネスに有利という側面の相乗効果で、日本語ブームは当分の間、続くとみられる。

[29日13時41分更新]

Fuji News Network.


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