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振り込め詐欺:医療ミスの詐欺、相次ぐ 下越中心に不審電話 /新潟

 下越地区を中心に昨年末以降、病院の院長を名乗る男から「家族が医療ミスを起こした。示談金が要る」などと語る振り込め詐欺の被害が相次いでいることが分かった。県警犯罪抑止総合対策室は、家族や親類に医療関係者がいる家庭では、こうした不審電話に十分注意するよう呼びかけている。

 県警捜査2課によると、今月上旬、新潟市内で同様の手口で振り込め詐欺の被害届3件を受理。被害者はいずれも家族が別々の医療機関に勤務していたが、電話は実在する各病院の院長を名乗り「家族の方が薬の調合を間違えて処方し、その薬を飲んだ方が重体です。示談金が必要です」などと虚偽の内容を告げた。不安に思った被害者の50~70代の男女3人はそれぞれ約50万~200万円を当日中に指定された口座に振り込んだという。

 2件は薬の調合ミス、1件は誤って薬を飲ませたという理由で示談金を要求。平日の午前10~11時ごろに電話があった。県警犯罪抑止総合対策室は「1人で考えこまず、振り込む前に家族に確認するなどしてほしい」としている。【川畑さおり】

毎日新聞 2008年1月29日

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