7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)の議題として、中国とインドなどの新規加盟問題が新たに浮上してきた。フランスが提案する意向をにじませ、英国も同調する姿勢を見せているためだ。加盟が実現すれば、日本は「アジア唯一のサミット国」の看板を失うことになるため、議長国として難しいかじ取りを迫られる。
サミット拡大論を主導しているのはサルコジ仏大統領だ。今月下旬にインドを訪問し、サミットの加盟国数を現在の主要先進国(G8)から「インドを含めた13カ国に広げるべきだ」とする共同声明を採択した。ブラウン英首相も今月のインド訪問時にサミット加盟への支持を伝えた。(07:03)