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教育

道内公立高 独自性で出願に明暗 札幌大通2・7倍、鷹栖1・8倍(01/29 08:44)

 道教委が二十八日に発表した二○○八年度公立高入試の当初出願状況で、道内最高倍率は、定員割れが多い定時制としては異例の二・七倍(午前部)を記録した今春開校の札幌市立の札幌大通高校。普通科では訪問介護員養成で人気を集める上川管内鷹栖町の鷹栖高校の一・八倍で、ともに他校にはない独自性が受験生の心をつかんだ。一方、○九年度に募集停止する石狩市の浜益高校のただ一人の出願者は地元の中学生ではなく、浜益の生徒たちは札幌市内の高校進学の道を選んだ。

 「ニーズの高さに驚いている。うれしい悲鳴です」。開校準備に追われる札幌大通高校の吉川元秀教頭はほっとした様子。同校は市立の定時制の四高校を集約して新設する。午前・午後・夜間の中から必修科目を学ぶ時間帯が選べる「三部制」などの特色を打ち出した。

 募集人員三百十人(一般二百人、推薦百十人)に対し、道外在住者も含む五百二十五人が出願。特に、午前の部は定員百二十人に、三百二十五人が出願し、道内最高倍率になった。推薦出願者が全体の約六割を占めたのが特徴だ。推薦枠への出願には、どのような高校生活を送りたいかを四百字以内でまとめる「自己推薦」制度を道内で初めて採用した。

 札幌市教委は「学校長の推薦状が不要なため、不登校で苦しむ生徒や中途退学者など幅広い入学希望者の受け皿になった」とみている。

 鷹栖高校は○二年度から、訪問介護員(ホームヘルパー)三級資格取得を目指す養成カリキュラムを一年生の総合学習で開設している。福祉のマチづくりを目指す町も、実習受け入れなどで応援する。

 「ほぼ全員が資格を取得する。小規模校ならではのきめ細かい指導が、受験生に関心を持ってもらえた」と土田聖司教頭。町などでつくる同校振興会の支援で、隣接の旭川市内中学へのPRも強化。○二年度以降は定員割れを解消した。

 一方、浜益高校の出願者は旧浜益村内ではなく、石狩市街地の花川地区の生徒だった。浜益区で唯一の中学校、浜益中の三年生六人は春から、地元を離れ、兄弟や親せきの家から札幌の高校に進学する予定という。前年度の浜益高校の入学者は八人で、うち七人が浜益中の卒業生だった。

 中三の三女を持つ若狭康晴PTA会長は「募集停止にならなかったら、浜益高校が進学先の選択肢に入っていた生徒もいると思う」と話している。

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