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姫路・西播磨

病院受け入れ問題 市民と医師ら医療学習会企画

 姫路市内の男性が十七病院で受け入れを断られ、死亡した問題を受け、市民と医師らが協力して地域医療の深刻な現状を考えようと、学習会「ストップ・ザ・医療崩壊」を企画した。二月十七日午後二時から同市市民会館(総社本町)で、過重労働による医療スタッフの疲弊など、現場が抱える問題を報告する。

 市民グループ「入院患者と障害者に笑顔とコンサートを贈る市民の会」(小嶋隆義代表)が主催する。

 全国的に医師不足が指摘され、姫路市でも地域医療の要となる総合病院の勤務医やスタッフの数は十分ではないという。救急搬送要請が増える一方、現場の医師らは過重労働に追い込まれ、急患の受け入れ先の減少にもつながっている。

 学習会を企画した医師の一人、姫路医療センターの望月吉郎診療部長は「勤務医は疲弊し、このままでは医療が崩壊するのではないかと危機感が募っている。しかし現場の声を十分に市民に発信できていない」と話し、小嶋代表と協力して昨年六月、試験的に第一回勉強会を開いた。

 二回目となる今回は、急患の男性が十七施設から断られた問題がなぜ起きたのか、市会議員が報告。続いて、姫路医療センターの嶋崎明美内科医長が地域医療の現状を解説する。また、高齢化に伴ってスタッフや病床が不足する高齢者医療について、中谷病院(飾磨区細江)の中谷裕司院長が話す。

 小嶋さんは「地域医療の崩壊を防ぐには、市民が声を上げていくことが必要だ。まずは現状を知ってほしい」と参加を呼び掛けている。

 無料。小嶋さんTEL090・3058・7017(神谷千晶)

(1/29 10:48)

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