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道職員給与交渉 19年ぶりスト突入も 事前折衝は平行線(01/29 07:41)
職員給与9%削減(新年度から四年間)を柱とする道行財政改革案についての道と職員組合の労使交渉で、両者が最終交渉期限とする二十九日が迫る中、事前折衝は平行線に終始している。道は組合側が求める最終交渉前の再交渉入りにも応じておらず、十九年ぶりにストライキに突入する可能性も浮上してきた。 全道庁労組、北教組、自治労道本部で構成する「地公三者共闘会議」(議長・出村良平全道庁労組委員長)は二十八日午後三時から、総務部長ら道幹部の部屋が並ぶ道庁四階エレベーターホールなどで座り込みを実施。「団結」の赤い鉢巻きを締めた組合員計約三百六十人が集結し、削減案への反対を訴えた。 労使双方は二十三日の前回交渉以降、断続的に事前折衝を実施。組合側は二十八日までに再交渉入りし、給与の削減期間や削減率の見直し案を示すよう求めてきた。 しかし、道側は人件費以外に歳入不足を補う財源はないとして、削減案の見直しは困難と主張している。再交渉にも応じない姿勢を貫いており、二十九日中に最終交渉に入れるかどうかも流動的だ。 組合側は三十日に二時間のストライキを設定済みで、膠着(こうちゃく)状態が続けば一九八九年以来のスト突入も懸念される。道は、組合側がスト実施に踏み切れば、地方公務員法に基づく処分も辞さない方針。 一方の組合側も、処分の取り消しを求めて裁判も視野に争う構えで、成り行き次第では交渉が泥沼化する恐れも出てきた。 |
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