去年10月、建築会社社長の男が部下の男性の頭を蹴り上げ死亡させた事件で、警視庁は、男性の脳内出血を見落としたとして、担当した都立墨東病院の医師2人を28日午後書類送検する方針です。
業務上過失致死の疑いで書類送検されるのは、都立墨東病院のいずれも31歳の男性医師2人です。
この事件は去年10月、中央区勝どきのマンション建設現場で、建築作業員・佐藤実さん(当時59)が建築会社の社長・鎌倉孝之被告(28)に頭を蹴り上げられ死亡したものです。
佐藤さんは頭を蹴られた後、都立墨東病院で治療を受けましたが、調べによりますと、この時担当した男性医師2人は、佐藤さんの頭の中に出血があったのを見落としたということです。
佐藤さんは1週間後に異常を訴え、手術を受けたものの、硬膜下血腫で死亡しました。(28日11:42)