診療所の再診料、議論は平行線のまま  中医協公聴会

 厚生労働省が1月25日に開催した中医協の総会(公聴会)で配布された資料。まず事務局よりこれまでの議論の経緯と、平成20年度診療報酬改定の検討状況(現時点の骨子)について説明が行われた(P.6〜43参照)。その後、支払側と診療側から意見が述べられ、公聴会に参加を希望した者のうち、33名から発表意見が寄せられ、そのうち公益委員が選定した10名が意見を発表した。
 現時点の骨子に対して、支払側は、「再診料が最大の争点」として、診療所と病院の再診料における格差是正を求めた(P.54〜58参照)。一方診療側は、病院勤務医の負担軽減策が緊急の課題であり、改定率のプラス部分はそれに充てるべきとした上で、診療所の経営に与える影響が大きいため「再診料の引下げには異論がある」と改めて反対の意向を示した(P.59〜67参照)
 その後、公益委員が選出した意見発表者10名から意見が発表された。発表された意見は、25日まで募集していたパブリックコメントとあわせて、次回以降、事務局がまとめた上で、公表される。


更新:2008/01/28   厚生政策情報センター

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