国交省の工作隊が大活躍という話なんだが、ネタ元はZAKZAKです。
今国会最大の焦点である揮発油(ガソリン)税の暫定税率を維持するため、国土交通省の出先機関の職員が勤務時間中、管内の市町村職員に対し、署名活動への協力を求めるFAXやメールをしていたことが25日までに分かった。国交省側は「個人的な行為」と説明しているが、夕刊フジが入手した証拠の要請文を読む限り、役所の立場を利用した組織ぐるみの臭いも漂ってくる。
(中略)
この問題について、民主党の菅直人代表代行は24日の記者会見で、「国交省がシナリオを書き、国民の税金を使って巨大利権である道路特定財源を守ろうとしている。言語道断の官製運動だ」と怒りをあらわにし、「ほかにも、こうした事例があちらこちらで目につく。はっきりした段階できちんとした対応を取る」と、国会で徹底追及する構えを見せている。
もう、なりふり構わず必死なんだが、なんせ道路特定財源というのは道路特定というくらいなので、道路作るのにしか使えないわけだ。コレがなくなると予算が減らされ、国民が困らなくても役人が困る。ただでさえ働かないと非難されているのに、予算がなくなったら本当にやる事がなくなってしまう。予算を持ってない役人なんざ、
オッパイのないグラビアアイドルみたいなもんで、存在理由そのものが問われるわけだ。なので、役人と利権屋政治家が一丸となって走りまわっている状況なんだが、その一環がコレだな。
自民党の安倍晋三前首相は26日午前、山口県下関市で開かれた後援会の会合で、民主党が揮発油(ガソリン)税の暫定税率撤廃を主張していることについて「3月31日で切れるのはガソリン税の暫定税率だけでなく、ものによっては(税金が)上がったり下がったりする。そうした混乱を起こしてはならない」と強調した。
気の利いた幽霊なら引っ込む時分だ、のアベッチなんだが、何を言っても
「オマエが言うか! その口で」と、逆効果しかないんで、もうコイツには口を開かせない方がいいです。
で、道路利権なんだが、道路というのは作れば作るほど一極集中を加速させる。伊豆半島の観光地はみんな、身に染みて感じている事なんだが、道路が良くなったので、みんな日帰りで帰ってしまう。広い道が出来、コンビニが出来、吉野家が出来、観光客は夜中に飛ばしてやって来て、スーパーの駐車場で仮眠し、コンビニのおにぎりを食い、吉野家でメシを食い、ふたたび夜中に東京に帰る。おいらが子供の頃は、三島から中伊豆の奥地に行くといったら大変な「旅」だったもんだが、今では30分の通勤圏だ。道路というのは、「詰まらない田舎から脱出するためのツール」でしかないので、東京集中を加速させる。道路利権にしがみついている土建屋なんざ、自分の墓穴を掘っているバカタレだと思うんだがどうよ。で、コレだ。
総務省が11月26日にまとめた統計によると、東京都への流入人口を示す転入超過数は1―10月の合計で9万348人と、前年同期の9万79人を上回った。埼玉、千葉、神奈川の3県を加えた「東京圏」の転入超過数は1―10月計で14万7962人。バブル期(1987年―1990年)並みの水準となった。
税金取るのもいいが、せっかくのカネなので、人間がもっと楽しく暮らせるために使うべきだと思うんだがね。田舎にくれるんだったらくれるでいいが、公明党系の道路屋さんだけが儲ける構図は国民の支持を得られないです。
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