大阪府知事選は27日、投開票され、自民党府連の推薦、公明党府本部の支持を受けた無所属新人の弁護士でタレントの 橋下徹 ( はしもととおる ) 氏が、民主、社民、国民新推薦で元大阪大教授の 熊谷貞俊 ( くまがいさだとし ) 氏、共産推薦で弁護士の 梅田章二 ( うめだしょうじ ) 氏ら無所属新人4人を破り、初当選を決めた。
橋下徹氏は、全国最年少で、戦後3番目の若さ。
30歳代の知事誕生は57年ぶりとなった。
「大阪再生」を争点に選挙戦は、33年ぶりに与野党が3極に分かれて激突。
公明両党は昨年11月の大阪市長選に連敗は避けられて 安堵 ( あんど ) する一方、「衆院選の前哨戦」と位置付けて総力戦で臨んだ民主党は気勢をそがれる形となった。
橋下徹氏は、「子どもが笑う、大人も笑う」をキャッチフレーズに、トレードマークだった茶髪や色付きメガネのスタイルをやめて「マジメ路線」を売り込む一方、無党派層への支持拡大をにらんで戦術を選択した。
「(出馬しない可能性は)2万%でもいい」と態度を一転させたことや、テレビでの核武装容認発言などへの批判を受けながらも、「若さとエネルギー」を前面にアピールし、20~30歳代の若年層や女性を中心に浸透。
タレントとしての圧倒的な知名度と、組織力に支えられて票を積み上げた。
熊谷氏は、民主党から全面的に支援を受け、連合大阪や部落解放同盟などとともに徹底した組織戦を展開。
鳩山幹事長ら党幹部が連日のように大阪入りしたが、最後まで知名度不足を克服できなかった。
前回選に続いての出馬となった梅田氏は、貧困や格差の是正を訴えたが、2大政党制が進む中で存在感を示すことができなかった。
同知事選を巡っては、太田房江知事が講師謝礼金を受け取るなど「政治とカネ」を巡る問題で批判を3選出馬を断念。
長年続いてきた「共産VS非共産」の相乗りが崩れた。
橋下徹氏は東京都出身。
府立北野高、早大政経学部と進み、94年に司法試験に合格。「茶髪の弁護士」として人気タレントとなった。
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