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橋下インタビュー・一問一答

2008年01月28日

 大阪府知事選で当選した橋下徹氏のインタビューの要旨は次の通り。(聞き手・渡辺雅隆社会エディター)

写真知事当選を決め、インタビューにこたえる橋下徹氏=28日、大阪市中央区で

 ――「赤字隠し」のための府債の借り換えは今後どうするか。

 基本は認めない。

 ――借り換えを認めないと毎年900億〜500億円の歳出削減が必要になり、職員の人件費も聖域ではなくなる。

 聖域はない。一つ一つの事業を見直すことは当たり前だが、基本は府債の発行は認めない。借り換えも58%までしか認めない。収入の範囲でやってくれと。足りなければ人件費を削ってもらうしかない。

 ――私学助成も削減の対象になるのか。

 聖域はない。府債が2300億円、借り換えを認めないと年間500億〜600億円、合わせて3千億円をどうするか。自分らの後始末だから頭を使ってくれと。

 ――建設事業のための府債も認めないのか。

 建設事業の場合は資産が残るので、本当に必要ならやむを得ずやるだろう。ただ、基本的には認めない。府債発行と借り換えを安易に認めない形で予算編成をやってもらう。知恵を出すのは職員の使命。政治的な圧力を無視して思う通りに予算を組んでもらいたい。

 ――08年度予算にマニフェストの施策は反映させるのか。

 2月議会では、どれも入らないと思う。

 ――歳出削減でマニフェストに掲げたことができなくなる。

 最悪でも職員の人件費を削ればできる。僕はそれで選挙を通ってきた。絶対に予算に入れる。

 ――副知事人事で外部登用は考えているか。

 人事はまったくの白紙。まずは現職の副知事と話がしたい。

 ――大阪市との連携は。

 それが一番重要だ。これまでは互いにメンツにこだわって連携がとれなかった。僕は府民のためなら大阪市長に土下座してでもお願いしたい。

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